●活気
寒波。気温も低く風が強かったが雪はそれほどでもない。雪掻きなどは他人が思うほど辛くもなければ地獄でもない。地獄なのは人間関係だ。人同士が協働すればこの静かで美しい地での雪掻きなどは楽しいクラブ活動だ。協働といっても生産性を上げるためにベルトコンベアーの分業ではない。「オレ知的労働で、オマエ肉体労働。ワタシ勤め人で、アナタ雪下ろしね」とかさ。なんかね、そんなもん全然楽しくない。協働というものは同じ仕事を協力して楽しくこなしてゆくことだ。
協働することで肉体的には活性化され、心的成長としては楽しい会話や感謝や思いやりや労いや助け合いが生じてくる。そして終わった後、温泉や飲み物やお喋りや笑い。これらが活気になって心身に降り注ぐ。
子供の頃見た親たちの仕事や自分の若い頃は何かの協働の後には打ち上げや祭りなどの活気があった。ただ逃避として作業に集中するとか収入が目的とかではない。この活気、生命力、これが内から沸々と湧きあがるから人は集まっていたのだ。
大人も子供も踊るアホウも見るアホウも活気に満ちるがいい。
雪掻きしながらこんなことを思った。
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