●自分
僕の20代、自立には『芸術的自立・経済的自立』があると言われた。とにかく僕は芸術的自立が先決だった。芸術的に自立すれば他は全てついてくると思っていたし、芸術的自立を達成すれば他のものなどついてこなくてもいいぐらいすごいと思っていた。(親は経済的自立が先だと言っていた)
自立は前にも言ったけど、英語でindependentだ。dependentが依存だから、自立というのは「依存しない」ということになる。つまり経済とか観念とか他人に依存しないことだ。それらに自分の心を占有させないこと。それはある意味、経済も観念も他人も全て自分のための飲料水のようなものだということ。清浄な水も乾きを満たせば汗や小便になって出てゆく。いつまでも頭に溜めておく必要はない。思っているほど大したことはないのだ。これで誰かの観念の下僕にならず、溜まったものも失せ本来のスッキリした自分になる。
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