2015年10月30日金曜日

[5420] 一歩


2日前には思いもよらなかった絵ができている。
 ワシの性格は飽きっぽいから同じようなことばかりしていられない。それに引き蘢りだ。だから尚のこと精神だけでもこの空間を出ようとするか広げようとしたくなる。一歩前に進むことは恐ろしいけど、その恐怖を味わいながらも慎重に考察し、自分なりに一歩進めたときは快感だ。
 ところでこの『一歩』というものは、毎年同じようなことをやることではない。それはマンネリだ。歩いていたら前に進むあの『一歩』なのだが、その『一歩』は見たこともない新しい大地に足を踏み入れることだ。挑戦だ。頭は二歩も三歩もあらぬ千歩まで描けるけど、それは0歩だ。何も進んではいない夢見る怠け者か贅沢者、生きた屍だ。
 生きているなら本当の一歩を進もうぜ。

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