2021年3月8日月曜日

[7375] 自然治癒力

 ●自然治癒力

 漢方をやってから体も精神もすこぶる良く、苦でしかなかった雪掻きが楽しい。少々癖になっているようだけど。

 たまたま友人がアーユルヴェーダーをやっているというので調べてみたら、いつの間にか自分の生活に取り入れていたようだ。これまでホメオパシー、アロマ、鍼灸、カイロプラクティックなども試した。もちろん現代医学も。

 世界には大きく分けると二つの療法があるようだ。自然治癒力を促す漢方やアーユルヴェーダなど。それと自然治癒力を抑える現代医学の薬物対処療法だ。これは熱が出たら解熱剤、痛みが出たら鎮痛剤など、自然治癒力を抑える。自然治癒力などは妄想だという意見まである。まるで反対の療法だ。

 今の人はほとんどが現代医学に頼る。つまり過去にいろんな療法があったのだが現代医学だけが大きくなって、他にあった多様な療法を信じられない田舎信仰の民間療法として排除した。現代医学が独占するためもあるし、民間のいんちき療法を排除するためでもあったろう。しかしこれはある意味、世界を一色に染めてしまい画一化してしまう考えである。ここにも自然と文明の分断が窺われる。一つの療法だけが正しいことはない。『わ』ならば、やはり多方向が必要だ。だから未病という考え方は大事だ。基本、怪我や病気が治るのは己の持っている自然治癒力だろう。

写真:薪ストーブで一時間、コトコト煮出しているスペシャルブレンド。

『枳殻、陳皮・女貞子・杜仲・黄耆・莢服子・旱蓮草』

だんだんお湯に色がついてゆく。

待つ時間が実に心地よい。



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