●思い
坐禅していると、いろんな『思い』が出てくる。『思い』はほぼ自分にとってイヤなことなので、自分が幸せになれることを考える。でも幸せになる方法なんて、お金だったり政治権力だったり永遠の命だったり、実際それらは妄想だ。それらが幸せにする保証なんてないからだ。
所詮、政治家も大金持ちも人気者も美男美女も表面が良さそうに見えるだけで歳はとるし、病気にはなるし、死は間違いない。内面はみんな苦しんでいる。
ところで嫌な思いの頭で幸せを考えても幸せのアイデアは生まれない。バカがいくら考えてもバカな考えなわけで利口なアイデアなど出ないのと同じだ。まぁ利口も誰かと比べりゃバカだから、利口にだって幸せのアイデアはない。ネットにも本にもない。そんな簡単に情報になるようなら誰も悩まない。つまり人間の『考え』には幸せのアイデアなどないのだ。
さてそんな『思い』など放っとく。それが坐禅だ。これでイヤもイイもない。静かに坐禅ができる。
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