●薬
いつの世もなにかと薬が必要だ。科学的なものは権威的だし民間療法はほぼプラセボでいかがわしさとこじつけが満載の商売だ。どれも生死には無知だ。信じるに値しない。気休めと気晴らしぐらいでいい。なにより得しない坐禅が一番。
そこで薬は自分で作る。とりあえず薬としてこれまで人間ほどの大きさの薬師如来猫を二つ依頼されて制作した。これがなぜ薬なのか?
薬師如来猫は仏像と招き猫の融合だ。ある意味、天上と天下の融合、と同時に天上の仏像は高みから降り、天下庶民の招き猫は低きから登り中道に収まる。二元を超越もしくは二元を無にしたのだ。だから見た目は宗教的だが、実質は『無の創造』。これが薬なのだが、今はイマイチだ。そこで猫と仏像を完全に無にしたのが今制作している『サトリ』だ。これこそ無上の薬だ。
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