2026年7月26日日曜日

[9238] うつろ

 ●虚(うつろ)
雨ですね
人はうつろなものに惑わされる
学歴はうつろな飾り
ないからこそ創造があったりする
友人の多さもうつろな飾り
なければ孤高でかっこいい
持っているお金もうつろ
なければ生きるために生き生きする
それから気づき難いのが言葉だ
言葉もうつろな飾り
葉っぱは変化し散る
言霊と言われもするが霊もうつろ
人間は裸じゃなんだから
たまたまうつろをまとっているだけ




2026年7月25日土曜日

[9237] エアコン

 ●エアコン
 さて、クソ暑い夏に向けてエアコンをつけることにした。今日は梅雨が戻ったようで雨、涼しいが、これまでは若いふりして裸で暑さを蹴散らしていたけど、そろそろ70だ。体の温度センサーもバカになっている。知らないうちに熱中症もあり得る年頃。
 そこでエアコンのために壁から絵を外す。んーー、よしこのまま昔の絵は片付けよう。板東さん曰く「最近の絵、もりわじんが出てなくていい」の嬉しい言葉通り根源探求が面白い。





2026年7月24日金曜日

[9236] 根源9 すがる

 ●根源9 すがる
妄想は作り話で膨らむ
でも根源は揺るがない
妄想は膨らみ
いつの間にか
根源から遠ざかる
遂には根源を失い
軸を失い
揺れ迷うから
何かにすがりたくなる
ここぞとばかりに
正しげな納得できるような
新しい妄想に支配される
それこそ根源からずいぶん遠いぞー





2026年7月23日木曜日

[9235] 根源8 ウソ

 ●根源8 ウソ
子供「大人は嘘つきだ」と言う
大人「大人になればわかるよ」と返す
子供にしろ大人にしろ
人間は本当のことを知らないだけ
根源がわからないからだ
最もらしく言葉を並べ立てる人は
おそらくウソつきだろう
自分が自分を騙していること
自分が自分に騙されていることに気づいていない
老子の『知るものは言わず、言うものは知らず』
これは単に謙虚な方の話ではない
ウソや濁りのない清々しさのことなのだ





 

2026年7月22日水曜日

[9234] お盆

 ●お盆
 クアハウス碁点の玄関に置く秘宝展の看板を描いた。
 お盆に秘宝のわけは夢を見たのがきっかけ。夢に小中学校の同級生のキクちゃんが出てきた。起きてから彼女は若い時に亡くなっていたことを思い出した。
 お盆はこの世とあの世の境界がなくなる期間だ。人間は世間の忙しない情報に左右され、この世に執着せざるを得ない。でも執着が解かれれば夢と同じでこの世はあの世まで隙間なく繋がる。キクちゃんもいるだろう。もちろん世間のいろんな境界もなくなる。秘宝は顕宝になる。
 この時期、秘宝でも拝みながら自分を狭めている執着を手放してくださいな。





 

2026年7月21日火曜日

[9233] 媚びる

 ●媚びる
 30歳の時、ニューヨークで展示会をやった。ギャラリーの経営陣が分裂したので2回やることになった。1回めはダウンタウンで、2回めはアップタウン。客層が全く違うから面白かった。
 ところでアメリカは自由の国と言うけど、本音は自由になりたいと願っていて身勝手が自由だと勘違いしながら暴れている現在は自由から程遠い国、展示会をやっていてそのように思った。
 アメリカでプロフィールを書く時があって、日本は経歴を書くがアメリカは経歴をそれほど重視しない。確かに人は経歴ではない。それより友人知人を記入する欄が重要なのだ。だから人は偉い人や金持ちや有名人と知人になろうとする。この時に振る舞う悪い性質が『媚びる』だ。そして偉ぶった人間は媚びさせる。『媚びる』の反対が他人に束縛されず自立しているというもの。最近は我の強い為政者に媚びる輩が多い。自らの自立を他人任せしている、だから群れる。それが他人ではなく、生かされている他としての環境ならば、自立した快いところになるだろう。





 

2026年7月20日月曜日

[9232] 覆う

 ●覆う
トレペで覆う。
トレペ絵を描いてますよ。
作品というより自由で楽しい。
インスタレーションつまり環境だ。
そういや春の猫町個展ではキーボードで会場を覆った。
家は猫の毛並みのアイデアから木並で覆っている。
庭は猫が逃亡しないように網で覆っている。
家は暑さ防止によしずで覆っている。
ふと思った。
作家の作品が巨大化するのは
エゴの巨大化であると同時に
ノンエゴが真実を示しているのだろう。
ならば覆うが面白い。
個人=環境。