●奥知
メダカやハスなどは誰もが知っているのだが実は全く知らない。
例えばメダカの卵は指で取って増やすことができる。
この時の人間の指の力加減は絶妙だ。
ハスは同じ鉢に数種類入れるとピンクのハスが生き残る。
人間は切り取られたハスなどの写真と名称で分かったと思っている。
まるで頭は浅い辞書。辞書は見立てであってそのものではない。
AIも辞書の延長だ。「毒」という文字を見ても読んでも身体は毒されない。
多分一般の大人はメダカの卵もハスの花も触ったことはないだろう。
子供はなんでも触って知る。
だからと言って触覚が正しいわけではない。
そこで知識や情報を『言語知』とした。
触るのが『経験知』だ。経験は大事だが主観なので思い込み激しい。
経験知の奥にあるのが『奥知』だ。
奥知は言語知で思えば永遠に遠く言語が増えるだけ。
思わなければすぐ傍だ。
もりわじん絵日記
2026年6月10日水曜日
[9192] 奥知
2026年6月9日火曜日
[9191] 仲間
●仲間
Aさんが中心になってBさんCさんを仲間にしてDさんを説得している
でも実はAさんBさんDさんが仲間で秘密裏にCさんを説得しているのだ
でも実はAさんCさんDさんが仲間で秘密裏にBさんを説得しているのだ
でも実はBさんCさんDさんが仲間で秘密裏に中心のAさんを説得している
人は仲間のようで仲間でない
あなたは中心のようで中心ではない
2026年6月8日月曜日
[9190] 先達
●先達
新しく家族になった子猫のジュニオはチョコ(10歳)に飛びかかり噛むわ蹴るわと喧嘩ジャレする。昔のチョコと似ていて乱暴敵なし。チョコがジュニオを叩きのめすかと思えばジュニオのやるがままに任せ、あまり攻撃したりはしない。まだまだガキだと思っているのか、それともこいつは見込みのある強いガキだと分かっていて相手にしたら面倒だと思っているか。もしここが閉じた空間でなければチョコは家を出てゆくのだろうか。
チョコはジュニオによって喉に傷を負ったり毛が抜けたりするので、僕がジュニオを叱る。でもチョコは「それみろ」とは思わない。なんとなくだが僕に怒られるジュニオを庇っているような。
ジュニオ、まだ一歳にもなってないのに大きくなり5キロになった。なかなか締まった筋肉質の身体だ。もはや可愛げがないマッチョマンだ。
今朝庭にカラスが降りてきて、ジュニオは匍匐前進しながらカラスに近づき、一気に飛びかかった。カラスは当然飛び立ち「同じ黒なのに仲間じゃないのか!」と怒ってギャアギャア騒ぐ。するとジュニオのところにジュニオの勇ましさを称賛するようにチョコが走って近づく。チョコは強い猫を特訓していたのかもしれない、先達として。
2026年6月7日日曜日
[9189] ザバヴァ
●ザバヴァ
個展に東京時代のザバヴァが来た
ぶっ飛んでいるおばちゃんだ
お店を何軒か持っていて、大昔僕が壁画を描いた
パッと見、女性の枠を超え俳優の緒形拳になっていた
人も物も心模様も全ては刻一刻と変わる
同じものは二つとない
だから常に新鮮だ
過去の記憶で見なければ
固定した情報で見なければ
自分の都合で見なければ
ザバヴァは変化に抵抗せず順応し
全てを受け入れている感じだ
カッコイイと思った
*ザバヴァ:彼女の会社名でポルトガル語で「楽しむ」
2026年6月6日土曜日
[9188] 数
●数
とりあえず方形に絵を描く。
近づいて角を見ると微細なアール
直角などどこにもない。
自然界も人工物もどこもかしこも曲面だ。
全ては曲面でできている。
つまり形は美しく完璧だが
その長さは正確には分からないのだ。
数値はいつだって近似値なのだ。
数は本物に近く似せたもの。
数の多さや高さや大きさや重さ
これらに惑わされないことだね。
適当で。
2026年6月5日金曜日
[9187] 自己観察
●自己観察
Aさんがスマホでカメラ映像を見ている
Bさんが隠れてAさんを見ている
Cさんが隠れてBさんを見ている
Dさんが2階にいて一階天井穴からCさんを見ている
2階にはAさんの監視カメラがありDさんを見ている
人は観察しているようで観察されている



























