2016年4月30日土曜日

[5603] 春と修羅

個展3日目。
老若男女がやって来てはパワフルに喋って笑ってふんぞり返って、もっと元気になって帰ってゆく。そのせいでワシのエネルギーは枯渇気味。
 お客さんの一人がワシがミュージシャンでここは音楽の中にいるようだ、みたいなことを言っていた。静かなアートギャラリーなのに。
 ふと思った。ワシ、けっこういいコミュニケーション題材を提出しているのかもね。題材と言っても賛否二分するようなものではない。だから帰りのお客さんの顔は難しくも悲しくもない。どちらかと言うと好きな音楽に乗って解放された顔だ。もはや何事にも『まけるわけがない』顔だ。作品の意図がお客さんに伝わったんだなぁと思った。
 それにしても今日は目眩と吐き気がする。田舎もんが都会の喧噪にやられたね。
 早めに寝るわ!

2016年4月29日金曜日

[5602] 個展2日目

個展2日目、強風。昨日は雨で今日は風、まあタイトル通り『まけるわけがない』んだけど、このままだと、明日は雪かも!
今日も風にまけない強い子いっぱいでドッと疲れた。ワシもう体力無いわ。
『雨にまけるわけがない』の感想です。
「この本の英訳はサム君がしてます。妻の私が言うのもなんですが素晴らしい英訳になってます。わじんさんの解釈もとてもすてきです。読めば気がラクになりますよ。東京で忙しい日々を送られている方には特にオススメ!!」
 彼女は『こめやかた』というゲストハウスの女将をしている。世界中からツーリストがやってきて、農家を手伝う代わりに只で宿泊できメシまで食わせてもらえる。素晴らしい! もうかなりの外国の方が来ている。ワシが会っただけでも10カ国以上。そんな女将に自分の真意が伝わったことがとても嬉しい。この本は20年以上も暖めたもの、どこから見ても自分では納得している内容だ。じっくり読んでほしい。

2016年4月28日木曜日

[5601] 猫=猫で無し

個展初日、雨。幸先いいと思う。なにせ個展タイトルが『雨にまけるわけがない』だもの。やってきたお客さんは強い子だ。ほんとに強い子ばっかりで、昨日ろくに寝てなかったから彼らのパワーに圧倒され人酔い、風呂上がりにドッと寝床へ。
 夢の中でワシは決心していた。これからは猫をしっかり描こう。なぜなら猫は猫でないからだ‥‥
 文画集『雨にまけるわけがない』を読んだ感想が入った。
「もりさん、仙人みたい」
違うと思う。宮沢賢治は37歳で亡くなった。今、彼が仙人になったのだろう。で、ワシは千一人目(ダジャレ)、なんてね。

2016年4月27日水曜日

[5600] 展示

おおー、久しぶりの東京でっせ。
 ワシ、これでも人生の半分近く、東京暮らし20数年、野生の勘が冴え渡り、都会のジャングルはワシに任せなさい。谷中に行くには上野で降りて、ここまでは新幹線だからオーケー。このあと山手線で東京駅に向かおうとしたらSSから「反対だ!」と。西日暮里で降りたら、なんと遠い。歩いて日暮里まで戻る。荷物があるので足が痛い、それに思った以上に都会はクソ暑い、汗かいた。それにしても外人多い。What do you doing? 展示で神経使いドッと疲れる。いい感じに展示を終え、夜は銭湯行って、イタリア料理屋に。ワイン飲んでカルパッチョ食ったら、オオオオオオオオ都会で外食。いいね、大都会東京が似合う俺! 明日オープン、待ってますー
もりわじん個展『雨にまけるわけがない』-Suffer the rain-会場:ギャラリー猫町
住所:東京都台東区谷中2-6-24
会期:2016年 4月28日〜5月8日 (休:5月2日)
営業時間:11:00〜18:00
問合せ先:03-5815-2293

2016年4月26日火曜日

[5599] ボロ

作品撮影梱包その他、やっと終わりました。
 さて東京への旅の準備です。
 東京の気候に合わせて服を準備した。2年前の写真を見たら、なんとほぼ同じ! ワシ、普段が2着ぐらいを使い回し、完全にボロになるまで着る。馴染んだボロが好きだから捨てられない。洗っても臭いのは捨てるけど、劣化が激しく千切れ易いものはミシンで当て布して適当に縫って補強。粉になるまで着る。
 お出かけ用の服は主に春と秋の個展、年2回しか着ない。コレがボロになるにはたぶん10年はかかるだろう。10年後、その服は普段着になるんだけど、その時ワシ、齢70間近、ガビーーーーン! 
 身も心も服もボロボロ、それどころか腐っているかも。
 洗っても臭かったら気にせず捨ててください!

2016年4月25日月曜日

[5598] コンパニオンプランツ

立体の最終絵付けです。別に今あるだけの作品で展示空間は間に合うのだが、アレもコレも出したら会場が楽しいだろうなぁと思い、テーマから外れた作品が増えてしまう。どんどんわけが分からなくなる。
 これって、たぶん、こう思うのだ。
 例えば、かんぴょうの元であるユウガオは2年続けて植えられない。これを連作障害と言うんだけど、それをできるようにするためにユウガオとネギを一緒に植える。ネギの根にはユウガオの病害の元が忌み嫌う微生物がいるんだって。その他いろいろ。
 これを共栄作物(コンパニオンプランツ)と言うらしい。
 まあワシの展示作品もいろいろ『共栄』しているんですね。

2016年4月24日日曜日

[5597] 真理

今日は絵を額装し、ウコン布で覆い、ダンボール箱に突っ込み、これらを大きなダンボールにまとめる。一日かかってしまったわい。
 人それぞれ考えも思いも違う。
メロディもリズムも違う。
何もかも違う。
けど同じものがある。
この世界には誰にも共通する『真理』がある。
これはあまりにもデカ過ぎて説明しにくい
だから人はこれまでにいろんな他の言葉で表してきた。
違うものを繋げるから『愛』Love
違いを慈しむから『慈悲』Mercy
もはや違いなど無いから『無我』Non-ego
言葉以外に絵や音楽、舞台、映像などでも表してきた。
僕は『雨にまけるわけがない』で表現してみた。
今回の展示はけっこうワクワクです。

2016年4月23日土曜日

[5596] ストップ


昨日の続き、彼の治療について。
先ずはエネルギー源である食を『ストップ』
薬を『ストップ』
ついに病の進行を『ストップ』させた。
ここで『自然治癒力』が最大限に生かされ始めたわけだ。
その後、再生に向けて小脳の代わりに他の脳が補い助けるだろう。
個体を維持しようと全ての細胞が良き方向へ向かうだろう。
 そこで思った。
この人間社会の病、我欲のために悪しきことを『ストップ』できない。
病巣をますます悪化させているような。
悪しき行いの一つである自然破壊を
このままにしていては治癒力も働かなくなるかもしれない。
人間の治療からも解るように『ストップ』が重要だ。
『ストップ』はただ否定しているだけではない。
病についての『ストップ』は自然治癒力を導きだす『肯定』だと思う。
絵を描く時も同じだ。
いい絵を描くには描き込みをどこで『ストップ』するかがとても重要だ。
早過ぎても遅過ぎてもいけない。
ほら、今だ。

2016年4月22日金曜日

[5595] 生命力とは?

原因不明の病、多系統委縮症。余命宣告されたダンボール屋さん。嫁さんと一緒に注文した額縁の箱を持ってやってきた。いろんな病院に行ったがいい返事はなかった。彼は治してやると奮起し、西洋医学などクソ食らえと薬を止めた。そして出会ったのが断食その他いろいろ。なんと! まさかの彼の病気進行がストップしたのだ。生命力の凄さを感じた。
 そこで思った。
 薬は植物や海藻や細菌、そして石油から作られている。原料は全て自然からだ。人間は自然から薬という物質を作ったのはいいが一番肝心な薬を忘れていたようだ。誰もが望む万能薬とも言えるもの。彼はそれを使用したのだ。それが『自然治癒力』だ。この自然治癒力を最大限に生かす知恵、創造、それが生命力だ。

2016年4月21日木曜日

[5594] ボカシ

ツルハシで穴を掘りコンポスト2つを庭に設置。
ド疲れで死んだわ。
これに生ゴミとか草刈りした草を入れて
弟に貰ったボカシを入れるのだ。
ボカシとは微生物のかたまりみたいなものだね。
2年後ぐらいには肥えた土ができる筈。
薪もそうだが、2年先のために仕事している。
適当に庭いじりして、草や生ゴミとかをこれにポンと入れる。
なんか、そのポンが楽しみなんだけど、なんでだろうね。

2016年4月20日水曜日

[5593] 個展案内

個展案内です。
タイトル『雨にまけるわけがない』
-Suffer the rain-
会場:ギャラリー猫町
住所:東京都台東区谷中2-6-24
会期:2016年 4月28日~5月8日 (休:5月2日)
営業時間:11:00~18:00
問合せ先:03-5815-2293
●本の内容
「『雨ニモマケズ』は宮沢賢治の数ある詩の中でも珍しくカタカナで綴られています。カタカナから探って行くことで、この詩の持つ不思議な真意を発見、文章にしました。その文章に絵をつけるために選んだモデルが、30,000匹に1匹しか生まれない福を招く不思議な三毛のオス猫ピニャモです。また宮沢賢治のように自らも東北で教師と農業に従事するイギリス人Samが詩と文を英文に翻訳しました。謎解き文と招き猫それに英文、不思議が連なった絵文集の完成です」
 
個展では絵文集出版記念サイン会、その絵と他、立体の展示会を催します。
 
自然と人間の共存恊働の真意を感じ取って下さい。

2016年4月19日火曜日

[5592] 持続可能なサイクル

ちょっと花見です。
これらの桜
当たり前だけど
毎年、この時期にちゃんと咲いてくれるんだよ!
約束もしてないのに。
日本人全てをまとめ活力を与える。
花だよ、ただの花。
『持続可能なサイクル』の偉大さを感じましたね。


2016年4月18日月曜日

[5591] アースカラー

人はさまざまな服を着ている
なんとか主義の服
なんとか民族の服
なんとかチームの服
なんとか党の服
好きな服を着るのもいいが
服に自分を合わせる必要はない
自分が服に操られるなんて
とんでもない
たまたま今それが好きなだけだ
服はそのうちほころび
色も褪せ
終にはみんな一緒のアースカラーになるよ

2016年4月17日日曜日

[5590] 先生

質問「『先生』と言われる人はどういう人ですか?」
答え「一般の若い娘さんに声をかけてもいい人です」
これを聞いて、モテない男共が
『先生』と呼ばれるように中途半端な屁理屈を覚えた。
ところが最近の先生方のあまりに愛のない声かけが氾濫したので
これからは声かけが禁止になりました。
 そこで皆さんにお願いです。
個展会場では、ワシを『先生』と呼ばないでください。

2016年4月16日土曜日

[5589] 火

地震が来たら火を消そう。電気も切ろう。
近くの原発も火だからスイッチ切った方がいいかも。
If you are prepared, you don't have to worry.


2016年4月15日金曜日

[5588] カクッ

今日は好きな歯のクリーニング。
3回ほどカクッカクッと寝てしまい
2度ほど溺れそうになった。
夢の中に家族が出てきた。
親父が言った。
「日本は戦争に参加する! 
核ッ、作るぞ! 
核ッ、持つぞ!
核ッ、売るぞ!」
お母さんが泣きながら言った
「お父さん、あの頃は
辛抱強く優しく強かったのに‥‥
子供は戦場行きだし
離婚しよう」
鉄砲持った軍服姿の子供が言った。
「僕はあなた方の犠牲ですか? 
夫婦愛はないのですか?」

2016年4月14日木曜日

[5587] 三位一体

畑のコンポストを貰いに実家に行く。
ワシの従兄弟の息子が東大の大学院に入ったらしい。
たぶんワシと同じ良さげな血が活躍したのだろう。
ところで頭が良くても
ハートが腐っているやつとか
根性が腐っているやつとか
そんな輩が世の中、多い。
頭、心、根
三位一体、豊かな人間になってもらいたい。
特にハートだな。
将来、立派になったら
田舎の親父のように、自慢して触れ散らかすつもりだ。

2016年4月13日水曜日

[5586] 知恵

雪国では
カマキリ卵の
地面からの高さで
その冬の雪の量が解る。
東北には東北の知恵がある。
もし東北に住んでいて保守なら
東北の知恵を守らなければならない。
革新なら東北知恵を広めなければならない。
日本の皆さんこれまで世話してくれてありがとう。
東北はこれからこの知恵を持って一人で生きてゆきます。
(ここまでは文字を斜めに並べてみました)
まずは東北人は日本や世界のことなど放っとこう。
川に棲んでいる魚が
遠い海のことを考えてもしょうがない。
東北は日本の手下ではない。
東北はゴミ廃棄場でもない。
日本も世界もこんなに混乱しているのは
知恵がないからだと思う。
東北には知恵がある。
しょうがない、日本やアメリカに教えてやるべ。
宮沢賢治から受け継がれたこの知恵を。
朝倉さやにあの神の唄声で『雨ニモマケズ』を歌ってもらおう。
ワシは『雨にまけるわけがない』を絵で歌う。


2016年4月12日火曜日

[5585] 『サウイフモノニワタシハナリタイ』

スイレンとハスの植え替え終了。
土は庭から取って、そこに鉢の古い土を埋めた。
庭の土を交換しただけなので何も消費していない。
ところで『消費者』ってなんだろう?
いつの頃からだろう?
国民は『消費者』になっている。
買えるのが幸せなんだよと
いっぱい消費する人が素晴らしい
物は簡単に壊れやすくして
無駄使い精神を煽る。
必要なものがあればいいだけなのに
人々はこの物質文明の繁栄発展のための単なる消費者だ。
民主主義ではなく消費者主義なのかな。
ところで人々はこの消費繁栄の目的を知っているのだろうか?
自分が考えたくないからって思考停止して
自分の目的をどこかのだれかに
ゆだねていいだろうか? 
彼らだって目的なんか知らない。
同じ人間だもの。
いったい私たちは何になりたいのだろう? 
消費者? 浪費者? 地球破壊者? 
『消費者』って、もしかして
社会のために消費され使い捨てされる人間のことでは?
あなたは何になりたい?
よく考えよう‥‥
 文画集『雨にまけるわけがない』の感想が届いた。
「噛みしめれる本です。
『サウイフモノニワタシハナリタイ』精神、素晴らしいですね!」

2016年4月11日月曜日

[5584] カメラ

最近、ポストカードを作るための作品撮影に悩んでいる。
美しい吹雪の中、カメラマンがやってきた。
聞けば『自由自在堂』を読んだと言う。
感想、「読み難い!」。老眼乱視か。
ほんとならあの本は上下二冊はある文字量。
だから文字が小さい。
文字はさておき、内容は素晴らしいと思うんだけどなぁ。
リズムがあって読みやすいという人もいるし
頭悪いのかも、いい人なんだけどなぁ‥‥
まあ人それぞれ。
今度出すときは上下二冊かな。
でも金かかるんだよね‥‥考えとこう。
ところで今までカメラはオート任せであった。
それだとイマイチイメージ通りでない。
そこでマニュアルにして説明書を見ながら
絞りとか露出とかISOとかを学ぶ。
しかし何がなんだか解らん!
考えてもグルグル言い訳こくだけだ。
とにかく試しに撮って見る。
オー、いい感じのが撮れた。
そのうち露出も絞りも解って来るのだろう。
あー、なるほど、英語もそうか!
とにかく試しに喋ってみるのが一番なんだ。
世界一難しい日本語が喋れるんだから
簡単な英語なんかペペペのペの筈。
英語なんかにまけるわけがない。
今に見ていろ! Great shit man!

2016年4月10日日曜日

[5583] 前売り

『雨にまけるわけがない』の前売りはないのか?
という声が聞こえる。
個展前で忙しいから
家に買いに来られては
うー、うざい。
どうしよう? そうだ!
ってことで、河北町の源八酒屋さんで売りまーす。
ありがたいことに
『もりわじんコーナー』を作っていただきました。
酒買うついでにどうぞ。
前回の小説『自由自在堂』は
子供の読むものではないけど
『雨にまけるわけがない』は
子供から大人まで読めます。
(ちなみに早速、中学生の感想
「世の中のみんなが、でくのぼうになったらいーのにね!」)
良かったらどうぞ。

2016年4月9日土曜日

[5582] わじん経済論

けっこう何人もの人が
この『大眠り猫』という作品を見て
本物の猫が寝ているのかと思ったと笑顔で驚く。
考えてみれば25年も前から
『わじんブランド』として小ちゃいのから大型まで
未だに売れ続けている。
かなり真似もされている。
ワシの作品デビューは『猫仏像』だと思っていたが
たぶんこの眠り猫かも。
この『大眠り猫』の形はオリジナルというものだね。
他の立体や人形には無いように思う。
作った当時は、猫が寝てるのを見て
何の気無しに、そのまま作品にしただけだった。
ところがどう頑張ったって
猫にこのポーズは無理
猫の骨格からしてこう寝ることができない。
ヘタが生んだ形なのだ。
こんなデカイ腹が上向くのは人間だろう。
それなのにだ
人は何故か猫がこうやって寝るように記憶しているのだ。
可笑しいもんだ。
どうだ! これがわじんブランドだ。
ア"ーーー、トトロがいた!
でも大の字じゃないわい!(焦り)
どうだ! やっぱワシのオリジナリチィだ!(ホッと安心)
わじん経済論
「いつまでもホッとするような売れ続ける自分のオリジン作ってみぃ」


2016年4月8日金曜日

[5581] 『天上天下唯我独尊』

今日はお釈迦さんの誕生日『花祭り』だ。
猫のモミジの誕生日でもある。
『天上天下唯我独尊』
赤ん坊釈迦さんの像に甘茶をかける習わし。
ワシの庭にはサンシュ、ウメ、モモ、ピンクユキヤナギ
そして初めて見るカツラの花が咲いている。
花びらもガクも無い、変な花、剥き出しのチンコマンコ。
これ見たお釈迦さんも喜んでいるだろう(ガハハ)
午前、真室川に画廊を開設して
頑張っている絵本作家と写真家がやって来た。
久しぶりにアート談話が楽しかった。
ところで権力者が、平気な顔して
ウソ吐いて大手を振っているらしい。
まったく! 厄介だ。
過去の諸々の芸術家を振り返って思う。
ワシの好きなゴダールだってピカソだって
サルトルだって権力者に呆れていたわ。
とりあえず今のところは民主主義が
人間のアイデアの中ではマトモな方だ。
人間の支配ではなく、法の支配ということが大事だ。
強きを挫き弱きを助けるもんだ。
社会と同じように個人の中にも強弱がある。
個人の中に上下がある。
天上天下、皆、私であり、尊い。
私の中の強気に媚びへつらい、弱気を苛めるのは
それは自殺行為だ、偏った殺人でもある。
人は戦って悲しみを増やすのか? 
お釈迦さんのように悟るのか?
慈悲あるなら己の中の弱者を救ってごらん。

2016年4月7日木曜日

[5580] 田舎暮らし

大雨の中、サンシュの花(♡)
田舎に暮らして6年ちょっと(ゲッ)
始めの頃はイマイチな気分だった(フン)
しかし生活全般を変えて進めていくと
仕事や経済に対する考えに新たな変化が生まれた(!)
「田舎暮らしは良かった」な~んてのは
普通過ぎてバカらしい台詞だ(ペッ)
そんなことより、田舎暮らしを
躊躇する都会人がわからない(¥)
人は中心に向かうのではなく
周辺に向かうのが当たり前だ(◎)
宇宙だってビッグバーンからどんどん広がっているんだから(♪)
その宇宙の中にいる人間だって同じだろう(=)
それに反していれば、心すさむわな(ガクッ)
まあ、考え方を変えれば
都市そのものが広い田舎の一部だから
都市の人は忙しない田舎に住んでいるだけだ(⊂)
自然豊かな田舎の何が良いかって
人が少ないことが最も良い(へ〜)
会いたくない人には会わないし、会いたい人にも会えない(?)
なんかね、そこが詩的でいいんだよね(パチン)
大詩人のワシにとっては身体で詩を感じられる(プッ)
死も感じられる(ずん)
なんとなく解ったのは
死は無くなることはないけど恐れは無くなる(ホッ)
たぶんみんなパラパラに住んでりゃいいのだ。(♨)


2016年4月6日水曜日

[5579] 二極

風邪完治。
ツンデレ、きもかわ、ヘタウマなど
二極が共存する表現がある。
人間の中には二つの対極するものがある。
これらが作品で上手く表現された時は楽しい。
二極が争うのではなく
共存しながら、その意味を超えたときが最も美しい。
同じように社会にも二極があるだろう。
他の極を排除して勝ち抜いた一極ではつまらない。
それに他の一極がまったく無くなるわけではない。
地球だって北極と南極がいつだってある。
人は一極や一面ではない。
もし神がいるなら、一極は神に任せて
人々は多極化の中で楽しもう。
もし神がいないなら
人々は八百万の神になろう。
そして
男と女という対極があるのは
たくさんの概念を超えて愛を知るためだろう。

※今日の日記を英語で読んだら、Sam先生にべた褒めされた。
英語文の方が面白いと思うので読んでみてください。
"Extreme" 6, April 2016
You know? "Tsundere" "Kimokawa" "Hetauma".
There are new Japanese words that is united the extreme.
"Tsundere" is "Tsun tsun" plus "Dere dere".
"Tsun tsun" signifies manner of the proud lady.
That means that I can't touch her at all.
"Dere dere" signifies manner of the erotic lady.
That means that I can touch her much.
"Kimokawa" is "Unpleasant" plus "Lovely".
"Hetauma" is "Unskillful" plus "Skillful".
I'm glad if I made to unite the other opposite extreme in my work.
But the extreme of two types are fighting in my work is no good.
The work is the most beautiful that the extreme of two types live together and it is beyond their meanings.
Similarly, we can't enjoy only one extreme to exclude the other extreme from a society.
What is more, the other extreme don't go out entirely.
There are the North and South pole in the earth.
If God exists, we leave one extreme to God and we enjoy various extreme.
If God doesn't exist, we become "Yao Yorozu no Kami" that means all the gods and goddesses in Japanese.
And the reason why there is a man and woman will be that we know the love beyond many concepts.

2016年4月5日火曜日

[5578] 桜の季節

喉は治って、今度は鼻水たらたら。
庭の梅は咲いたが、桜はまだだ。
 昔、一番先に行こうと頑張って走っていた。
いろんな人を抜いて一等まで、あともう少しだった。
でも疲れがきちゃった。
ここまで走ってきたのだから、止めるのは悔しい。
ここで走るのを止めたら、みんなに抜かれちゃう。
 でもとうとう走れなくなってしまった。
ふと周りを見た。
みんなが走っている。
自分を置いてゆく。
 よく観ると
それぞれのスピードが解る。
あの人がどの辺りを走っているのかも解る。
あの人はあの辺りで疲れることも解る。
動かずに解ることは大きかった。
 春、大きな桜の木の下に寝転んだ。
この頃だ、桜の花びらと一緒に
『雨にまけるわけがない』のアイデアが降ってきたのは。

2016年4月4日月曜日

[5577] MY治療法

喉痛は昔、雨が降る前々日になった。
人間天気予報センサーだ。
大声で大笑いしながらウソと悪口を言うとよくなった。
とにかく寝て大汗をかくのが治し方だった。
今回は今後のために病院や薬を頼らずに、経過をもう少し詳しく観察してみた。
うまいこといって、新しいMY治療法を見つけた!
寝てると唾も飲み込めないぐらい喉が痛くなる。
この時起きて、大汗かいたシャツを着替え
トイレに行く、うがいをする。
すると、いきなりカーーー、ッペをしたくなる。
身体の中のばい菌やいらんものをペッと出す。
そのあと、コップ一杯の水をガブガブッと飲む。
楽になる。
解ったのは、寝ていてはペッが無いのだ。
だからとりあえず起きること、少し歩くこと。
夜中、二三回これをやる。
これがMY治療法。
ってことで、もう少しでサナギから脱出だ。

2016年4月3日日曜日

[5576] ドーナッツカラー

あ~、のどが痛い。
炎を見ながら思う。
いろいろ悪口言った罰だな。
地獄の炎に炙られ舌抜かれる前に
神様の温情で気付かせてくれているんだと思う。
 自慢・言い訳・悪口などとは
さっさとオサラバした方がいい。
すると創造の空気の中に突入する。
余計な言葉という雲が去ったからね。
この晴れ渡る空中には言葉は無い。
少々戸惑うだろう。
でもそのうち慣れるさ。
言葉がない分、いろいろと感じ始める。
そのうちそこからいろんなものを授かるだろう。
ちょっとずつ、ちょっとずつ。
 ところでマッピョはのど痛でないよ。
背中を舐めるので、エリザベスカラーが必要。
いろんなカラー作戦したが、どれもダメ。
ところがストッキングにタオル入れて結んだだけ
名付けて『ドーナッツカラー』
これがすごい!
舐められない、動ける。
換気扇のところまでだって飛べる。
創造とはこれだ!
SSの創造だけど。

2016年4月2日土曜日

[5575] 『雨にまけるわけがない』

風邪なのでなんもする気がない。
ゴホンゴホン
仕事はかったるい、庭いじりなんて寒いに決まっている。
ゴホンゴホン
でもね、こうみえても毎日
起きてすぐアトリエと住居に掃除機をかけるんだ。
これはあのラグビー選手のルーティンみたいなもの。
それよか寺の坊主のようなものかな。
だからこの行為は掃除という仕事ではない。
埃や猫の毛を取り除き、窓を開け外の風を入れる。
意味はない。
ただすっきりするだけだ。
掃除という一番面倒くさい行為で
すっきり満足なのだから、他に面倒なことなどあるだろうか。
ゴホン、ゴホン
ご本が来た。
新鮮な『雨にまけるわけがない』がとうとうできました。
ワガジン5、文画集ができたのです。
発売は4/28からの個展でね。
これ読んで見て感じてください。
雨にも風邪にも負けるわけがない。

2016年4月1日金曜日

[5574] 100倍豊か

喉が痛いので生姜湯飲みながら、池を見て思う。
庭いじりをしていたら収入はない。
ただ、きれいなスイレンが秋まで咲き続け
イスを置いて、花見ながらコーヒーを飲める。
今から夏の花を思うとワクワクする。
たまには遠くから滅多に合うこともない知人がやって来る。
若者から年寄りまで
欧米も南米も中国も韓国もイスラムの人だって来るだろう。
一緒にスイレン見ながらのんびりコーヒーを飲む。
この風景を見ながら心地良さを味わってもらう。
内心、ワシの自慢でもある。
たぶん稼ぐよりは、無駄な庭いじりの方が
100倍精神が豊かになると思う。
 これからの日本はテロの標的になるかもしれない。
 自分の夏はないかもしれない。
死んだら、戦争ごっこは後悔するが、お花畑はワクワクが残る。
お花畑はけっこう過酷。
おかげで精神力と体力がつく。
花が咲くためには根っこがあるからね。
(写真は昨日の作業風景です)