2013年12月31日火曜日

[4352] あなたがひつじ

人「ひつじ食うぞ〜」
ひつじ「何してんの、おあずけよ」
人「『ええよ、ええよ、食ってメェ〜よ』って、昨日言ったじゃないか!」
ひつじ「ダメよ。ダメよ、食っちゃダメェ〜よ」
人「なに言ってんだ!」
ひつじ「上目線で、ぜんぜんひつじの命に感謝してないじゃないの?」
人「感謝してるって。大丈夫だから早く食わせろよ」
ひつじ「ダメよ。そういうのは感謝じゃない。理屈であって『間合い』じゃ無いんだな」
人「何だよ、間合いって?」
ひつじ「火に近づき過ぎたら火傷するでしょ。離れ過ぎたら寒いでしょ。その間合いよ。人間同士だって、国同士だって、人間と動物だって間合いが必要なのよ。その間合いが静寂の空間なのよ。わかる? 考えちゃダメェ〜。言葉は雑音だから言葉もおあずけよ。その間合いを、キョリを感じるのよ」
人「・・・・・」
ひつじ「ほら、あなたがひつじよ」

2013年12月30日月曜日

[4351] ひつじ

大掃除。家庭と言える抽象的なものは持ってないけど、具体的な心地良い『家』と『庭』は持っている。ここでの居心地は大切なので、いつも掃除している。だからいまさら大掃除なんて大してやることもない。とりあえず窓ガラスでも拭いたさ。
 フォルクスワーゲンのオープンカーで美人の『こけし工人』がやって来た。話していて良さげなアイデアがいろいろ出るが、言葉はそのものズバリではない。「考えるんじゃない、感じるんだ」とブルース・リーは言った。では考えてても時間の無駄だから、ワシがまず頭に浮かぶこけしを作る。彼女がそのものに何かを感じ絵付けする。次の発展系が見えてくる。未来は繋がってゆく。最後はこけしの家を、ワシ設計したる!
 よっしゃと言いながら、こけし作ろうとしたが、『ひつじや』のひつじが脳裏を過ったのでひつじを作ってしまった。
 タイトル『ええよ、ええよ、食ってもメェ〜よ』

2013年12月29日日曜日

[4350] 豊か

去年や一昨年と比べ、ずいぶんと雪掻きのコツもつかみ、雪囲いもうまくでき、屋根の雪下ろしだって前と比べコツや術を身に付け上手くなっている。だんだんとここに住んだ当初の苦労は喜びに変わってきている。ここで、ふと気付いた。
『雪掻きは生涯終わることがない』
雪国に住む人にとっては少々酷なことだが、本当だ。しかし、どこに住んでも苦は付きものだ。人々は大きな変化を求め、その結果を出すことが豊かになったことだと思っている。  ふんだ! 違うな!
 ワシのこの雪に対する進歩は、この地方の人間も豊かになって創造力もついたということなのだ。大変化も結果も出してないのに、だ。ワシのこの台詞、生意気で偉そうだけど、確信がある。
 何が人々の心を豊かにしているって?
『ワシの日々の生活の僅かな進歩が、この地の人々の心を豊かにしているのです』
 どうだ、恐れ入ったか!

2013年12月28日土曜日

[4349] 身の為

大雪。実は昨日まで春のように晴れていたので、嬉しい反面とても退屈だったのだ。秋から薪割り、冬支度、そして雪掻きと身体を使って汗かくことに喜びを感じていたので、なんもないとつまらん。屋根からの雪は写真のようになっていたが、雪囲いの板があるから放っとくもんね。いつかソリで滑るつもりだ。
 雪掻きしながら思った。自分はある時、冗談半分でやった猫作りが本職になってしまった。最初の三年ぐらいはやる気がなく止めるつもりでいたが、何故かみんなが喜んでくれるので続けることになった。そうしたら知らず知らずのうちに猫業界のパイオニアになっていた。
 そこで格言。『自分の為に自分の好きなことやるより、人の喜べることを人の為にやった方が身の為みたい』よ。

2013年12月27日金曜日

[4348] なまって

なまってますね〜、言葉じゃないよ、身体ね。天気がいいから雪も降らず雪掻きがない、もちろん薪割りもない。籠っているナマステ。
 久しぶりに外に出て、勇者シゲルサが雪掻きしやすいように家までの道の両脇の目印の杭を立て直す。この間の雪掻きで、除雪機が土まで削っていたことを思い出したのだ。この杭がないとどこに道があるか解らなくなるのだ。
 それから庭に出て、タヌキが雪に埋まった柵を乗り越えていたので、猫が出ないように雪を掘り柵の網を元に戻す。これだけの運動で身体がかったるい。ということで身体がなまっていることに気付いたわけだ。まあ言葉も訛っているけどね。
 写真は、晴れたのでここまで出ることができるようになった雪大嫌いなピニャモです。何思ってるんだろうね。

2013年12月26日木曜日

[4347] 失楽園

福島出身で仙台在住の知人から『失楽園セット』なるものが届いた。映画『失楽園』にかけたセリ鍋と『キリストの涙』というワインのセットだ。ワシ、セリ大好き。
ところで『キリストの涙』?
「悪魔が土地奪ったのはいいけど、だらしないからデタラメになってしまった。そこがナポリで、奪い合いやケンカばっかり、心もすさんじゃってさ。それを天から見たキリストさんが哀れんで泣いたさ。落ちた涙からブドウが出て、ワインになった。ワインはナポリを救った」とさ、こんなもんかな。
 ところで例えば、政治家がうまいこと言って、美しい自然豊かなところに原発作った。ところが事故。天にキリストさんがやってきて、あまりにも悲惨な現状に泣く。涙が落ちて、そこからブドウがなる。さてさて、でもたぶん放射能でワインはダメなんだろうな。ほんとの失楽園じゃん!
 まったく、やめて〜な、悪魔! いや、悪魔以下め!

2013年12月25日水曜日

[4346] 超楽

イゴが雪積もる庭を冒険。そこで思った。
 この間、ワーゼの十快(絵日記[4311])というのを作ったけど、10じゃ長過ぎて誰も覚えきれないし、実行できないと思うので、これなら実行できるという十快ではなく『超楽』を一つだけ考えました。
『人は目的を持つ。目的の一つに「世の中、金だ」というのがある。それは面倒が多すぎる。どうせ目指すなら「世の中、金ではない」を探してみよう。たぶんその方が夢が大きいし、見つけたらそれこそ超幸せだ。』
 どお? 一生かけてもいいと思うんだけど。

2013年12月24日火曜日

[4345] 運

午前は夏のごとし。ピニャモに外でトイレさせるため雪に馴染ませ遊ばしてみるが、写真のようにシッポ膨らませてビェ〜ビェ〜泣いてダメでした。こいつほんと雪嫌い。午後は吹雪、夜は星空。『女心とクリスマスイヴの空』っすね。
 今日は作品を梱包して、さて送り出そうと車に‥、その前にメールを見た。あっ! この人に渡す作品まで一緒に包んでしまっていたのを思い出す。ヤバかった。取り出し作品のいわれでも書いて送ろうとその作品をいつ展示したのか知りたくプロフィールをみるためパソコン開けたら、またメールが一つ。あっ! この人の依頼の作品も包んでしまっていた! なんと二点も間違って蒲田に送るとこであった。
 すごいな、この二人の運。酒田の『食道ささき』さんに、渋谷の『いろどりや』さん、来年はいい年になるかもよ。
新春開運招福 福ねこ屋
2014年1月2日(木)~2014年1月10日(金)
グランデュオ蒲田店 西館2Fイベントスペース

2013年12月23日月曜日

[4344] 宇宙人

最近タトゥ−を顔に、なんてネ、ジジ臭いシミです。
 身体や顔にタトゥーを入れている人がいるけど、後でイヤになったらどうするんだろうと思う。消すのも大変だろう。しかしシミのように自然に入ったものは、天からの授かり物と思える。ある意味新鮮だし、宇宙からのメッセージかもしれない。どこかでインディアンの写真を見たことあるが、深いシワや斑なシミ、内奥を見るような眼、そんな表情がこの世を達観しているようで渋くカッコいい。ワシは渋い宇宙人になろうと思う。
 自然とは反するシミを取り除く方向やシワを伸ばす方向や髪の毛を植え付ける方向などはどうせ無駄なアガキだろうと思う。それより自然な流れの方向が、最終的にはどんな方向よりいい感じになって、諦めもあって潔く、何ものにも代えられぬ大満足を得るような気がするけどね。

2013年12月22日日曜日

[4343] 変移作戦

日曜日で『家猫』を見にくる客がいるけど、玄関側からは猫が見えない。家から庭に出るグレーチングは外したから庭もダメ。外から庭側に行く道に雪があるから、そっちからもダメ。吊り橋渡ろうとしても雪で通行できない。もちろん最上川の反対岸の家の真正面の遊歩道も雪で通行できないからダメ。だから休みです。
 昔の猫はコタツで丸くなったけど、うちは『家猫』も生猫も薪ストーブでぬくぬく。この生温い暖かさにときどき春が来たと思うのか外に出たがる。出すがハッと気付いて帰ってくる。毎日、同じこと繰り返すから幸せなバカだ。ピニャモは雪が嫌いでまったく外に出ようとしない。おかげでオシッコやらかし、毎日洗濯。
 でも解決策を発見。ピニャモが気付かぬうちに座布団からバスタオルに替えた。次に小さいタオル、手ぬぐい、ハンカチ、布切れとだんだん小さくする変移作戦なのだ。

2013年12月21日土曜日

[4342] 大頭猫

隣町の猫好きのつけ麺屋さんから福助猫の注文を受け、出来上がったので届けに行く。作品を届けるために、わざわざ外に出ることなどない引き蘢りのワシが、遠〜い、遠〜〜〜い隣町に、届けに行くにはわけがある。
 写真を見て、お分かりのようにワシの前にいるこいつが可愛い。どう見ても頭がでか過ぎ三頭身、ワシの顔の幅よりでかい。店の中には茶色の猫がいて、ぬくぬくしているのに、こいつは一日中外。聞くと茶色猫とケンカするらしい。ケンカさえしなけりゃこんな寒いとこにいることはなく、きれいなままぬくぬくした店内で暮らせるのに、性格とは大変だのう! こいつに会いたかったら河北町のつけ麺屋に出向いてくだされや。この猫と似た主人もいるよ。

2013年12月20日金曜日

[4341] 小工

久々の小工仕事(大工などには及びもつかないから小工)。
 雪囲いは窓を埋めて雪がガラスに掛からないようにしてある。作るとき材木をカットするのがもったいないので、どうせ春までこのままにしておこうと思っていた。だが、やはり外の風景が見えない。今まで開放的だったのに、このように閉鎖的だとつまらん。写真右側のガラスには今まで雪が被ったためしがないので、そこだけでもカットすることにした。家全体写真の左側の窓です。
 全体的にも美しくなったじゃん、よしよし、次。


2013年12月19日木曜日

[4340] バッカス

昔、権力に噛み付いていた凄まじい論客が、たまたま権力の座につき、そしてお金に飲み込まれ溺れ撃沈してしまった。情けない! 
 権力の犬にならない、権力の奴隷にならない、権力に巻かれない、権力に媚びない、権力を手にしようとしない。その姿勢のまま樹木のように天に向かい発展する生き様が美しいと思う。
 ところでこのお酒の風呂に入る写真の猫が美しい生き様かは知らないけど、ワシのバッカス神がお酒のラベルになりました。岩手の美人杜氏さんの作ったお酒です。
 山形は谷地の自由派ワインの源八さんとこに限定で置いてあります。東京は谷中のギャラリー猫町で手に入るかな? 欲しい方は聞いてみて。
 ギャラリー猫町:電話03-5815-2293 月火水休み。

2013年12月18日水曜日

[4339] 凛と

最近、ピニャモが座布団に毎日のようにオシッコをしている。これはワシが調子こいて言いたい放題に下ネタを言っているせいだろうと思うことにした。
 猫にとっても冬は大変だ。いつも飛び跳ねたりオシッコしてたりしていた庭が雪に埋まっているし、短毛のピニャモにはめちゃ寒い。ワシだって田舎暮らしの一つ一つの苦労を乗り越えた安堵から、その辺りに小便して発散したい。それを我慢して下ネタにくい留めているのだぞ、ピニャモ。などと分け解らんことで説得しようとしても無駄だ。
 そこに「凛とした五月人形を作って下さい」と依頼が入った。そうだ、ワシはこう見えても弓道、拳法と武術を極めようとした過去がある。そうです、間合いです、気です。大きく息を吸い、静かに吐いて粘土に向かう。家の中の空気が凛とし始めたね、ピニャモ。

2013年12月17日火曜日

[4338] バイアグラ

今日は雪掻きがない。去年までは大雪の次の日だって気が抜けなかったけど、今年は家の雪囲いが万全だから無いのだ、ガハハ…… 
 さてと『ひ馬』『ガン馬』と作ってきた馬だけど、秘密裏に作った『馬イアグラ』の絵付けをする。どんな作品か想像して下さい。ヒントは「馬、胃から口、胡座、チンポ」です。
 そのチンポなんだけど色で悩んでしまった。馬と同じ色では目立たないから他の色を塗ったのだが、いまいちだ。このチンポ、主人に頼らず生きてゆく「オラ、一人でだって大丈夫だ!」という気概が見えない。もっとこう、なんて言うかな、自立だよ自立! チンポよ、勃つんだ! なんてね。何だっていいんだけど。雪掻きがないと暇なこと考えちゃうんだよね。
 ヨゾはアトリエの窓からズーーーッと影絵のように外見てる。「外出たい、雪、寒い、外出たい、雪、寒い……」

2013年12月16日月曜日

[4337] 勇者

玄関先を雪掻きしてたら、道路の方からすごい音がしてきたので見る。空に向かって雪が吹き上げていた。おお! とうとうやって来た。
 除雪機がついたトラクターがだんだんとこちらに近づいてきた。運転席のシゲルサが僕を見て微笑んだ。まるで勇者、救世主。僕は親指を立てて合図した。勇者シゲルサは訛りがキツいわけでもボケているわけでもないのに、会話はほとんど何喋っているかわからない。そういうところが勇者たる素質だろうと思う。
 勇者の登場とともに、次第に青空が広がっていった。陽が射し眩しく雪を照らした。待ちに待った春が来たような一瞬だった。大自然までもコントロールしてしまう、さすが勇者。
 ランクルよりこのトラクターがいいかな。

2013年12月15日日曜日

[4336] ポストシゲル

二日間の大雪。積雪60センチ。
 家から主要道路までの小道が雪掻きされてない。近所のシゲルさんがでかい除雪車でやってくれる筈なんだけど、どうしたんだろう? 病気? 電話したら除雪車の故障らしい。これでワシの車は道路に出られないことになった。ワシの場合、シゲルさんに何かあったら困るわけだ。
 そこで、ポストシゲルを考えなければならぬ。では近所のヒデオさん、ダメならノリオさん。問題はみんな年寄りってことだな。全然ポストにならぬ。
 夜、雪で陸の孤島になっていた我が家に雪道なんぞヘッチャラな車が群馬の地ビールと名物焼きまんじゅうの支援物資を持って来てくれた。偉い! 若者。しかしすごい車だ。「デリカと言うんだけど、ランクルの方がもっとすごいよ」と言って、颯爽と雪の中を漕いで帰った。素晴らしい。まあ、これがとりあえずのポストシゲルかしら。 

2013年12月14日土曜日

[4335] テラス

大雪です。久しぶりの雪掻きに太ももプルプルっす。
 確か、この家はどんな状況に置かれても、例えば嵐、大雨、雪、放射能(これは考えてなかった。自然災害でないからな、まったく)などがやってこようと居心地を失わないように生活ができる筈。
 思い出しました。寝たきり老人になったとき、最上川を見て心地良く死ねるように、寝室の外には大屋根のあるテラスを作っておいたのだ。
 折りたたみの椅子とテーブルを用意し、風呂上がりに飲んでやったさ、ビール。ガハハハ…、なんか老人になった気分だけど、ヤッホー

2013年12月13日金曜日

[4334] 残念

雪です。もう完全に庭のすべてを冬用にすることに。
 まずは猫用の柵の網に雪が積もらないように上半分を外す。居間から芝デッキまでフラットに行けたアルミグレーチングを完全に取り外し池のフタにする。芝デッキにおいてあった椅子とテーブルも片付ける。もう完璧。そのあと温泉で雪見風呂、いいっすね。
 ところで風呂上がり、家の中から外に出て、ビールを飲める場所が無くなったことになる。なんとなく残念だな。んっ! やはり大残念だ!
 なんか良い手を考えようっと。

2013年12月12日木曜日

[4333] どっかど

『どっかど』、は「安堵」という意味で、「ア〜、どっかどした」と言いいながら腰を降ろして洟などすすると、絵になるネイティヴヤマガタンっすね。
 南国バリ島の天使が見守る中で新宿用の誕生日猫の梱包。工場っす。年末は干支ものを作っている民芸の職人さんが大忙しの日本。季節感があっていい。ワシも干支ものではないけど、干支からあぶれた猫で仲間入りしたようで、日本の年末行事に参加です。
 やっと梱包も終わり送り、どっかどして外を見ると、なんと! 大雪、とうとうやってきました真冬です。こりゃあ、明日は雪掻きだなと洟をすすった。

2013年12月11日水曜日

[4332] 無垢

山の手右側の東京駅の東急ハンズにはもう既に誕生日猫366点送った。あとは山の手左手側の新宿の東急ハンズの366点じゃ。東京都の大将が危ういので、都民をなだめ癒すのは、もはや『誕生日招き猫』しかなくなったようだ。
 この作品は招き猫が誕生日と合体した作品で、誕生日ということで、生まれたての赤子のように無垢に、作為を避け、直しも最低限しかしていない。自然な感じになって『ざくり』と作っている。
 この作品の面白いのは、自分の誕生日猫を探してみるとわかるけど、多くの人が「自分と似ている」と言うのだ。たぶん赤子の頃はだれも皆、作為もなく汚れもなく自然体だったと思う。たぶんこの作品に自分の無垢を発見してしまうんだろうと思うね。

2013年12月10日火曜日

[4331] 神宮

昨日の女優さんが、今月伊勢神宮に参拝に行くと言う。確かこの間行った筈では? と思い、聞いてみた。
「去年のこの時期伊勢参りして帰って、すぐに映画『おしん』のオーデション受けたら、すんなり決まり、おまけに方言指導の仕事まで追加された。それでお礼も含めて、今年も行くの」だそうだ。政治などは信じても足をすくわれることはあっても心が救われることはほぼないが、こっちの方は信じるものは救われると言うから良き縁が結ばれたのかもしれない。
 そこで考えた。伊勢神宮は遠い、ならばここに神宮を作ってやろう。伊勢にもここにもワシの作品があるからいいだろう。ということで家に神宮を作った。
 名付けて『えせ神宮』です。

[4330] 皮膚呼吸

今晩は女優のユメコさんがやって来た。ユメコさんは映画『おしん』のどこかに出ている人で、とにかく喋りのテンポが早く面白い。一緒にひつじ屋にゆく。
 ユメコさん曰く「わじんさんって、いつ呼吸してるの?」とワシより早口で喋る。ワシは喋りが連続していて呼吸してないらしいと言うんだけど、どこかで呼吸しなきゃ死ぬだろう。「皮膚呼吸じゃないかしら」とマジに言っている。やはり面白い。
 写真はひつじ屋、この建物は山奥にあるログハウスだけど、なんと昔の電柱で作ったというから面白い。

2013年12月8日日曜日

[4329] 慈悲

やっと冬ですね。面倒な冬なんだろうけど、この清涼な空気感がたまらなく心地良いのはなぜだろう? 玄関の石畳に溜まった雪を、裸足に下駄を履き、軽く初雪掻き。
 さて、ネイティヴヤマガタン3です。
『むつこさえ』、けっこう好きな言葉です。訳は「可哀想」という意味だけど、もっと深い。ネイティヴヤマガタンの女性なら可哀想なことを聞いたり見たりすると「むつこさえにゃ〜」としみじみ言う。可哀想の「むつこさえ」に「にゃ〜」という猫の泣き声がプラスされる。これはもはや只の可哀想ではなく、例えば「母親猫の死を解らず、母親猫の傍で泣く子猫」のような切なさである。どうしようもない、どうにもならない辛さ、答えのない心情、理不尽。こういう『慈悲』言語の響きを忘れてはならないと思う今日この頃です。

2013年12月7日土曜日

[4328] 一石三鳥

風呂道くんがやって来た。風呂道くんは馬が大好きで、若い頃北海道の馬牧場で働いていたと聞いていたので、馬作品を見せる。北海道時代の話しをしながら展覧会には出さない内緒の名作馬も見せた。
「基本、馬は優しいけど、乱暴なのもいてね、肩とか何度も噛み付かれたよ。この作品のような事件があったよ。先輩が馬にキンタマ噛みちぎられたんだよ」
 玉だけでなく竿も失ったらしい。ゲッ! なんと可哀想〜! 馬に舐めてもらおうとしたんだって。バカだ! いやいや、人のことは言えんな。興味があるとなんでもやっちゃうオナニストだからな、ワシ。ア〜、よかった馬など飼わずに。みなさん、気を付けましょうね。
 写真は、居間からフラットに庭に出る(1)ためのアルミグレーチングを外し、池を覆った(2)。グレーチングが無くなったところに屋根からの雪が落ちる(3)。自慢の一石三鳥のアイデアです。

2013年12月6日金曜日

[4327] ボクはやってない

小屋の中に積んだ薪を家の中に運ぶ。薪ストーブの中に小さく裂いた焚き付けを入れ、その上に太い薪を二本重ね置く。火をつけて焚き付けから薪に火が移り、大きな火になり、だんだんと部屋が暖かくなる。この行為がけっこう楽しい。で、思った。
 この部屋のこのぬくもりは自分で作ったぬくもりなんだと。ボクが割って乾燥させた薪が燃えているんだと。これはすごい大作を作ってしまったような達成感と同じだ。で、もう少し深く考察する。
 でも薪を割って積んだのはボクだが、もともとの薪である大木を育てたのは土や水や太陽だ。一年以上乾燥させたのは風や太陽だ。つまりは一番重要なところは大自然がやってくれて、ボクは何もしていない。自慢していたのに……、それでもボクはやってない。で、もっと考察してみた。
 『達成感』というものは、大自然と人との共同作業にあるのではなかろうか。

2013年12月5日木曜日

[4326] 個展

『すしゃます』、とりあえず「苦労した」と訳すが、ネイティヴヤマガタンにとっては非常に根の深い言葉で、一万年前の縄文時代あたりから脈々と災難や苦難を乗り越えるために吐かれてきた。実はこの言葉の音は苦労を和らげ疲れを癒す呪術的な響きを持っている。
 東京駅の東急ハンズの個展の日時が間違っていた。12/10から始まるのだ。もうすぐじゃん! ってことで焦って残りの作品を仕上げている。すしゃますしているのです。
 さぁ皆さん苦労なときは、この言葉を吐こう。ちょいと長いバージョンで。 
「すしゃーますしたは〜」

会場:東急ハンズ東京店 10階 イベントコーナー
住所:東京都千代田区丸の内1-9-1 大丸東京店 10階
会期:2013年 12/ 10(火)~ 2014年 1/ 5(日)
営業時間:10:00~20:00
     木・金 10:00~21:00
問合せ:03-5220-7109

2013年12月4日水曜日

[4325] ポチ小屋

『はえずぁええげんどん』、共通語では「それはいいけど」と訳され、話しを変える時に使うが、ネイティヴヤマガタンでは、前の話しもないのにいきなり使われて面食らう言語である。主に横柄なジジィが使う。
 はえずぁええけんどん、黒猫ヨゾが庭から外に出ていた。雪囲いからポチ君の配色した『ポチ小屋』の屋根の上に登り、向こう側に跳んだようだ。そこで小屋を移動することに。屋根の部分である三角の頭を電ノコでカットし、東側のデッキの下に嵌め込んだ。思った以上に決まったね!

2013年12月3日火曜日

[4324] 薪終了

今朝、割った薪を全て積んで庭の薪仕事が全て終わった。この間の過労もあり、まだ本調子でないようで、ド疲れです。今日は暖かく日射しがいい、少々陽に当たりながらピニャモのように自らを癒したい。
 さてと午後からは、集中して、毎年年末恒例の12/26から始る『誕生日展』の作品を仕上げなくてはならない。今年は新宿東急ハンズに加えて、評判が良かったということで東京駅の東急ハンズでも催されることになった。新宿と東京だから山の手の両手を掴んだ気分だ。ならば山の手まとめて、いやいや都民全部みんなまとめて誕生日、祝ってやるぞー

2013年12月2日月曜日

[4323] タヌキ

写真のちょうど真ん中にいるのが、庭に侵入した丸々太っているけど『太抜き(タヌキ)』。猫の倍近い大きさで、これから網を破って出て行くところです。出て行ったあと、穴を補修したけど、他に穴がない。いったいどこから入って来たのだろう?
 崖に捨てた畑の野菜の当たりを狙ってきているように思える。野菜はもう既に腐ってないが、腐る時に熱を出すので、そこに虫やミミズなどは集まり、それをエサにネズミなどもやって来る。いいえさ場になったのだろう。ワシはそのように理解した。やはり生ゴミは山に捨てれば野生動物は人里に降りないように思える。それが真のサイクルではなかろうか。今度、えさ場の土を移動してみようと思う。

2013年12月1日日曜日

[4322] サイクル

隣の公園の滑り台・アスレチック遊戯が完全に取り壊され、跡形もなくなって更地になった。市が作ったものだから、処分まで明確にしなければならないらしい。
 しかしもったいない、まだまだ使えるもの。それだけでなく、これらを処分するのに金と燃料がかかる。ゴミを集めて石油で燃やして、そこから僅かな資源を取る。表面上は資源の節約なのに、結局、将来無くなる石油などの資源の無駄だ。
 ところで自分が小さい頃、資源は何度も何度も朽ちるまで使い、その後は何かに変化して再び使われてゆくので、厳密にはゴミという考えがなく、自然サイクルがあったように思う。それが大量消費化の為、使い捨てされ、そして妙なリサイクル。人間で喩えると、大量飲食消費して大量に脂肪、大量の生ゴミ、太り過ぎ、大量に薬を飲んで、また過食消費。無駄だらけの間違ったサイクルだ。
 人間も社会も何もかもスムーズなサイクル、円滑に過ごす方法はあるヨ。それを絶対諦めないで『ガン馬』って探すべ。

2013年11月30日土曜日

[4321] 昔人

昨日の薪割りのせい、過労です。
 朝から10分置きぐらいに気怠さ吐き気がして気持ち悪い。夜には多少復活したが、一日中、面白くない。ちょいと粘土いじったが、猫の顔が思うようにできない。ひどいもんだ。
 昔の人は山に入り、マサカリで木を切り倒し、ノコギリでカットし、村に運んで家など建てたのだからすごい体力だ。子供は幼いガキの頃から、あの重いマサカリ担ぐだけでなく、熊にまたがって、あげくの果てに熊と相撲をとったなんて! いくら今時の子より体力があるとしても、到底僕には信じられない話しだ。
 たぶんアホな顔していただろうと思う。

2013年11月29日金曜日

[4320] 馬ンザ〜イ

薪割りあと僅か、今日でおしまいにしようと頑張った。最後の薪を立てて、「これで終わりか」と思うと、ちょいと寂しくなった。いつもの倍は割っていたので、筋肉も限界近くにきていて手が震え、斧を握る握力も弱まっていた。昼のサイレンが鳴った。これで最後!
 ところが最後の薪はとても固く、何度、斧を振り下ろしてもなかなか割れない。割れないと反動が強く腕がしびれる。労力が無駄になり疲労がたまる。息が荒くなり焦る。もしかしてこれは割れないのではと過ったが、深呼吸をして、筋肉に酸素を送り、息を止め、斧を振り上げ、全体重をかけて振り下ろした。スパッ! といけた。
 一句
「馬ンザ〜イ、馬ずはのんびり、ひ馬できた」

2013年11月28日木曜日

[4319] 一句

カエデの雪囲いをしていて、SSが何やら叫んでいる。見たら、カエデの枝先がカエルの身体の中心をきれいに貫いている。モズの仕業だろうと思う。しかしよくまあ、こんなに上手くできるもんだ。いい仕事だ! 感心してしまった。
  そこで、一句できた。
 『カエデ、カエル、モズ、モリワズン』

[4318] 生ゴミ

新しい簡易薪棚を作った。
 ところでイゴとヨゾが同時に庭の外に出ていた。庭は写真右側の緑色の網で出られないようにしているので調べてみる。なんと、破った所が数カ所あった。網を編んで直して、猫の動きを見ていたが、網を破る気配はない。これはタヌキもしくはテンが庭に入ってきて出ようといろんな所を引っ掻いたのだろうと思う。なぜタヌキなどが庭に入ってくるのかを考えた。畑に生ったいらない野菜は庭の崖下に捨てている。それがエサになるのだろうと思う。山に食べ物が無く畑を狙って山から野生動物が人里に下りてくる。
 こんなことを聞いた。「山に生ゴミを捨てれば野生動物は下りてこない」。いいアイデアだと思う。なるべく遠くの山に生ゴミを持ってゆき、ドサッと崖下に捨てる。山への生ゴミ捨てが人里を救う最良の手段のような気がする。山に食べ物があれば、タヌキだってサルだってこなくなるんじゃないかしら。

2013年11月26日火曜日

[4317] 事件

タイに留学している女性がFaceBookにこんなの投稿していた。
「わじん先生事件です。チェンマイに先生の猫が旅行に来ています!! わたしの尊敬してやまない大好きな招き猫作家わじん先生の作品の模造品が! この子は伊勢のおかげ横丁の入り口にいる猫さん、、旅行?? 一枚目はチェンマイ、次のが伊勢にいる本物です。ていうか、これあかんやつや!」
 笑ってしまった! うまく模倣したつもりなんだろうけど、お腹と足の流れがヘタだな。世間で名のあるトトロやピカチューやキティーちゃんじゃないわけだから、余程気に入ったのだろう。もしかして近所に激辛の『トム・ヤン・赤福ン』があったりして。

2013年11月25日月曜日

[4316] 市民の……

樹木の雪囲いをする。モミジの葉が大量に落ちたので集めて玄関までの左右に敷く。黄色が足りんな。来年はイチョウを植えようと思った。
 昼頃、うちには滅多にこないスーツ型の来客、近所の議員さん。話しは逸れて市の広報誌について。月二回配られる『市民の友』というのがあるけど、面白くない。そこで『市民の敵』というのはどう? 無視される。ではよく偉人などを載っけるけど、つまらんから『市民で異人』、奇人変人を載せる。僕が中・高の頃、村にはノコギリを食う『ジネゴのアッケ』、自ら目を開けることを止めた『楯岡のサブちゃん』、彼は僕の尊敬の的だった。それから通学路に現れては全裸を見せるどこかの姉ちゃんなどなど、ベル・エポックだったな。どう? ダメ。では全国的に有名なこの市にある日本酒『十四代』にちなんで、『市民で十四代』。村人の家系図を調査して、先祖を知るんだ。昔、僕んちの先祖を父親に聞いたら、『釈迦』とあだ名がついた先祖がいること知った。ヤバいヤツだったらしいけど、けっこう興味津々だったもんね。面白いと思うよ。どう?

2013年11月24日日曜日

[4315] オカリーナ

陽も沈みかける夕刻、粘土いじっているとアトリエ窓の外、玄関側に黄緑色のハデな車が停まり、中から首に猫のマフラーをした娘さんが出て、走ってやってきた。また『おかしな走者』がやってきたな! と出てみると、思った通り『オカリーナ奏者』だった。ガハハ……
 舞台で演奏するときに隣に招き猫の相棒がいたらいいなということらしい。寒いけど庭でオカリーナとやらの演奏をしてもらった。寂しい感じからテンポのいい楽しいのまでなんでもいける。いつか庭で何かのパーティがあるとき、みんなの前でやってもらおうっと。しかし放っておいたら最上川の流れの音に合わせて、いつまでも吹いている。余程好きなのだろうか?

2013年11月23日土曜日

[4314] 古酒

まあ、見事な秋晴れ。昨日の薪割りで体中痛むが、こんないい天気の日に薪割りしない手はない。それに明日からまた雨が続き、来週末には雪らしい。今日を逃したら気持ちがどよーっとしてしまいそう。
 午前はとにかく太い木を全部割り、午後から薪棚全てに積み終わった。それでもまだまだ玉切りした木はあるけどね。
 二日間の疲れを温泉で癒す。夜は日本酒の古酒。基本ワイン党なのだが、重労働の後はワインなんか薄っぺらで効き目がない。やっぱ古酒でしょ。飲みながら、これを飲めないヨーロッパの労働者は可哀想だなぁとしみじみ思った。あっ! ヤツラ、アルコール度の高い酒がぶ飲みするんだったわ。

2013年11月22日金曜日

[4313] 麻薬

若いころは腐ったものでも平気で食ったのに、数度の食あたりでカキやカニが食えなくなったみたい。残念だけど仕方ない。カスミでも食って生きるか!
 昨日はカニのせいで目眩と吐き気がして何も食ってないので、身体が軽く、今朝はすこぶる調子がいい。雨や雪囲いで中止していた薪割りを再度始める。調子いいのでいつもの倍の時間はやったな。筋肉がピクピクする。割った薪を、この間、移動し屋根を反対にした薪棚に積む。前の場所は右側のモモの木が伸びて邪魔になっていた。それに屋根が向こう側だと、猫逃亡防止の網に雪がかかるのだ。薪はやっと半分終わった感じ。まだまだ大変だけど、ド疲れで、今日は1日この人(Kaushiki Chakrabarty)の歌を聴いていた。あ〜〜〜なんじゃろ、これ、すこぶる心地良い。麻薬だわ。

2013年11月21日木曜日

[4312] モクズガニ

隣町でガラス作家をしているマナブ君が最上川でモクズガニを掴まえたからと持って来てくれた。巷でこれを食った人は「こんな美味いものがあったのか」とか「食べて人生観変わった」とか、尋常でない表現をする。辞書にも普通に「美味」と載っているし、余程美味いのだろう。美味さが他の食材とは一段違うのかもしれない。
 写真は料理の仕方を聞いているところ。
「生きたまま水から茹でる。暴れるけど、それがイヤだったら、生きたままミキサーで砕いて茹でる」だってさ。美味なる快楽には残酷な精神的苦痛が伴うみたいな話しだ。
 夜、食べた。ふ〜〜ん、美味いことは美味い。しかし、人生観? たぶんシーズンオフかも。来年はシーズンのものを食って人生観変えてみようと思う。
 ところが食べて数分後、昔、ニューヨークでカニ食って食中毒になって苦しんだこと思い出し、気持ち悪くなって、カニも何も食べられなくなってしまった。トンだ人生観でありました。うっ、吐きそう……

2013年11月20日水曜日

[4311] ワーゼの十快

[4309]の絵日記の写真が幻想的で神様っぽいとのお言葉を頂いたので、ふとモーゼが浮かび『モーゼの十戒』から『ワーゼの十快』(わじんだぜの十の快楽)を考えました。
1:いつかどこかにいい所などない。
2:出世やお金の物差しは信じない。
3:中央や上に行こうとしない。
4:いいと思える事は、疑ってかかる。
5:偉いヤツには媚びない。
6:いつだって笑いを忘れない。
7:無意味な事や下らない事に興味を示す。
8:気侭に暮らす。
9:とりあえず毎日、絵日記を書く。
10:百年変わらなかったもので、これから先も百年変わらぬものを探してみせるゼ。
 写真はほおづえをつく『ひ馬』と並ぶマッピョです。

2013年11月19日火曜日

[4310] 丸4年

神奈川からここに引っ越してきたのが4年前の今日。丸々4年です。こんな大きな作品(=家猫)を作ったので、もはや命はないものと思ったが、4年もこの作品(=家猫)の中で楽しく優雅に、生きるとはどういう事かと考えさせられ、新しい経験を与えられながら生かしてもらいました。オー、我が作品(=家猫)ありがとう……自画自賛。
 家猫の雪囲いも、毎年の経験から、今年は写真のようなものを作りました。雪は屋根・壁を引っ張るという特性や雪掻きの苦労などを踏まえた上、組み立て分解簡単、見た目も美しい、もはや今年のは完璧でしょう、ガハハハ……

2013年11月18日月曜日

[4309] 見舞い

この間実家に行ったら、肺ガンで左肺半分を摘出された85歳の親父が「兄弟三人でオマエだけが見舞いにこない」と怒っている。ワシなんか病院行ったら笑ってしまって病気悪化するので行くわけがない。
 一昨日、大量生産消費のせいで善人がいなくなる事を危惧している弟に、兄とオマエが親父の見舞いにいった事に偉いなと言ったら、「長男は保証人だからだよ。オレは癌の肺が見たかったんだ」だって。誰もマトモにお見舞いしてないじゃん。しかし肺なんか何で見たいのだと聞いたら、「肺は泡がいっぱいでできているようなものでブヨブヨ。がん細胞がどこにどうなるか生で見たかった」のだと言う。そういや弟、大学は農獣医学部だった。悪人どうのこうのより悪趣味人だわ、こいつ。
 写真は夜八時過ぎ、風呂上がりの寒い庭でのビール。空のは満月ですよ。頭も満月。