●半猫前
猫は座禅マスターだね。
自分はときどき
『ニャンコ先生』と呼ばれるが、
まだまだ半猫前です。
●三昧
三昧(サマーディ)
座禅で目の前の壁のシミに集中する。
ある時、自分が消えてそのシミだけになる。
これは主と客が一体化することで
元の主が消えたのだ。
この時全てが止まって感じる。
全ての思考のガラクタが失せたのだろう。
求めていたものが足りたのだろう。
ボーッとしているわけではない。
このまま手を動かせるし
外の鳥の声や川の音も聞こえる。
何一つ座禅前と変わりない。
ただただ心地よい感覚に包まれている。
ここからわかることは
知識や思考は本来の主ではないということだ。
だからガラクタに振り回されないように。
●悟り
『座禅』には
一般瞑想で味わえる陶酔や心の安定
心地よいリラックスだけでなく
名前に『禅』がついているから、その奥がある。
それが『悟り』だろう。
誰もが持っている尊いもので真だ。
己の『目覚め』ですね。
答えのない問答である。
例えば「愛とは? 死とは?」など
哲学・科学・社会学・宗教などの本を
何百冊読んでも分からない。
分からないから未だに問いがある。
悟りは知識や感情や勝負など超えている。
ところが行き詰まって
・・・・・・・
ウチからひょいと直観が働き解する。
目覚めるんですね。
●送り盆
近年は戦争などの暴力による死者より
自殺が多いという。
「死にたい」というのは
言葉を変えれば
「仏になりたい」だ。
『仏』とは仏像を見ればわかるように座禅している。
死にたくなったら座禅をしよう。
そして新しく生き直せ!
●神様
昨日の『神様』繋がりで
『神様』といえば
川上弘美のデビュー作『神様』
短編集でとにかく心地よい。
小説家の中で一番好きな作家かもしれない。
僕のデビュー作も『猫神様』だから
『神様』とは縁深いですね。
●盆
昨晩は墓参り。
今朝は村の神社掃除。
竹箒を持って自転車で向かう。
途中にヨガ先生宅がある。
縁側で夫婦が瞑想していた。
快晴だし爽やかな風景に感じた。
ここ三日間、客人の世話で疲れが出た。
昼過ぎ、温泉でも入ろうと自転車で向かう。
行ったら、隣のプールは子供の芋洗い状態。
こりゃあ、温泉も人が多いだろう。
やーめた!
モンゴル800の『神様』流しながら
のんびり家に引き返した。
いい声だし、いい歌詩だ。
●パリっ子
トシの娘の名はマヤ、27歳。
トシは日本人でフランスで指圧の先生。
フランスで行われたジャパンエクスポに参加したり。
マヤの母親はフランス人、ファッション系の先生で
フランス語・英語・イタリア語・
スペイン語・日本語・インドネシア語・中国語が喋れる。
その両親から生まれたマヤの意識はグローバル。
僕の絵日記の絵や座禅に大いに興味がある。
「座禅って何ですか?」と質問をしてきた。
彼女は日本語ができても難しい言葉は使えない。
座禅の説明など日本人にだって伝えにくいし、
ハラリの『サピエンス全史』にそんな箇所があったから
世界にとっても興味深いものであることは確かだ。
でも結局実践よ。
飛ぶ鳥が飛ぶ前に飛ぶ理論を知っても飛べやしない。
飛ぶしかない、飛んだからわかるもの。
相手は座禅に無垢なパリっ子だからこそ
いい感じに語れたような気がする。
さあ、実践、絵を描きまくれ!
黙って座ってみなされ!
●衣食住
昨晩は庭で火を囲んでパーティをやった。
彼らの無償の愛とは
僕が切羽詰まった時に
衣食住をタダで提供し
何も言わず放っとく。
誰もいない実家にひとりでいるようなものだ。
とても気軽で安心がある。
ところで衣食は自分で何とかできるが
都会で住がなければホームレスだ。
そこを救ってくれる人、
こういう人が救世観音様なのだろう。
二人とも都会に住んでいるので
庭で火を囲むなんてのはまずない。
ほぼ満月も上がってきて
楽しんでくれたと思う。
●無償の愛
僕には『無償の愛の人』と思っている方が3人いる。
その中の2人が今日これからやってくる。
一人は『無我の意図』のアメリカ編に出てくるトシ。
娘と一緒にパリからやってくる。
楽しみだ。
そんな話を聞いて
もう一人の無償の愛の人
渋谷でアフリカンレストラン経営のザバちゃんもやってくる。
今日は来ないが無償の愛の人のもう一人は
『無我の意図』のインド編に出てくるNH君だ。
彼も来たりしたら、
もう愛に満ち溢れて、その愛、最上川に注ぐね!
◎展示会案内
●星
星に願いを、月に祈りを、太陽に感謝を
これらの意識があるなら、天は守ってくれる。
これで幸せだ。
『願い』『祈り』『感謝』の意識が
顕在化したのが『星』『月』『太陽』だと思った。
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開運招福 福ねこ屋
8月11日(木)~8月14日(日)
仙台アエル2F特設会場(丸善仙台アエル店)
営業時間 10:00~20:00 最終日は15:00閉場
●月
昨晩は月がとても綺麗だったので、
涼しくなってから草刈りをして
数日ぶりに焚き火をした。
そこに東京の知人からビデオチャットが来た。
庭の焚き火と月の映像を見せたら、
「そちらは満月なんですね」と言う。
昨晩は満月ではなかったが、
月は東京も山形も一緒だ。
僕は毎日のように月を見ているから
月と自己は分たれてない。
東京では月を見ることは滅多にないのだろう。
人に分離のないことを知らせる月を忘れ
本来の自己も忘れてしまわぬように。
●明けの明星
チョコに起こされる。
時計を見たら、まだ昨日だ!
いくら何でも座禅に早すぎ。
結局よく眠れず
庭でたら、円盤?
迎えにきたかな?
もしかして明けの明星?
気にしたの初めてかも
随分明るいんだと感心しながら
暗いアトリエで座禅をした。
座禅をしている隣で
チョコはぐっすり。
なんてヤツだ!
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写真真ん中に明けの明星。
ハスのサナギは空っぽだった。
●水槽
池の金魚は水をかきまわし汚す。
月に2回ほど池の水替えをやらなければならない。
池の水の量は1600ℓ
風呂が200ℓとして8倍に相当する。
これは水の無駄だ。
そこで池はメダカ用にして
金魚を水槽に。
昔使っていた水槽2つ。
テーブルの足になっていたもの。
外のデッキにおいて家の中から見えるようにした。
泡ブクブクや蓋など
余分なものはいらない。
毎日世話するのが楽しいからだ。
これが幸福感だろう。
これも座禅だと思う。
昔は世話など嫌でセットしておしまい。
あとは見るだけ。
しかしそれでは私と金魚が分離している。
それは全体ではない。
●妄想
藤原画家がやってきた。
僕の『無我の意図』を読んだとのこと。
「座禅は何も考えないのですか?」と質問された。
何も考えないようにしたいけど、
雑念や妄想が川のように波打って流れているよ。
でもよく考えたら
その妄想を観ている自分はその流れる川の岸辺に居る事になる。
普段は自分の妄想を客観視することなどあまりない。
多分妄想の川に流されていることに気づいていないのだろう。