2016年7月31日日曜日

[5695] 大声

久しぶりに喧噪の都会で連泊。
 ここはずいぶん食べ物屋や飲み屋が多い。これだけのお店を満席にするほど人間がいるのだろうか? 聞けば客の奪い合いと店の入れ替わりが激しいらしい。田舎のお店はあまり人も来ずだから、厳しさは都会も田舎も本質的には同じなんだろうね。
 ところで喧噪の都会なのに大声を出せない。狭いホテルの部屋で無口に小ちゃくなってじっとしている、コンパクトで便利だが窮屈だ。
 やっぱワシはうちの庭がいいわ。だってヤッホーと叫んだら、こだまが返ってくる庭なんだよ。
 今日はサインいっぱいしたから、心の中で静かにヤッホー。

2016年7月30日土曜日

[5694] サイン会

今日はサイン会。ホテルの朝食にカレーがあったので、一口味見したら美味い。けっこう食ってしまった。ヨーグルトも食った。普段は朝からカレーなど食わないのに、昼もカレーを食ってしまった。ワシャ、インド人か! どうもシャツがカレーと酸っぱいヨーグルトの混じった匂いがする。シャツに飛び散ったのだろうか。それともただの加齢臭? なんてね。
 いろんな所からいろんな人が来ました。なんと東京から日帰りのお客さんまで。あんがとね。
 写真は丸善本屋に並んだワガジンです。もしかして初めてかも。他の本を押しのけ特別棚って感じで、いいね。

2016年7月29日金曜日

[5693] 愛

チョコビッチを探す。呼んでも返事がない。
 まだ小さい子猫、いろんなものに好奇心はあるものの恐怖心もあるので行動範囲が狭い筈。どこへ行ったんだろう、心配になる。大きな声で呼んだ。そしたら欠伸しながら小屋から出てきた。小屋のどこかにいたようだ。ワシと逢えて嬉しそうに、感謝の気持ちでいっぱいのニャーニャー、ゴロニャン。外に独りぼっちにさせているのはワシなのに、いつも会う度「ありがとう、わじんさーん」と感謝される。過去をすっかり拭い去ってくれている。素晴らしい、猫って。こういうのを『愛』と言うんだと思った。猫から『愛』を習った。
 30日から仙台にてサイン会です。よろしく。

2016年7月28日木曜日

[5692] ハゲ

チョコビッチは暫くの間、小屋付きの外猫だな。チョコが他の猫共の首筋を咬む。するとチクチクするのかそこを掻いて毛が抜けてハゲになっているのだ。いくらジャレているとはいえ限度がある。ハゲが治るまで会わせないことに。しかしワシも鬼ではない。心配で何度も外に出ては、呼ぶと「わじんさーん」とピョンピョン走って来てゴロニャンする。まったくなつっこい、咬まなければメチャクチャ可愛いのにな。一匹飼いが合う子なんだろうね。
 ふと思った。ワシも他人の咬みつくような言動にハゲたのかもしれない。咬みついた方が多いかもしれないけど。
 写真は咬む・髪・カメの流れで。

2016年7月27日水曜日

[5691] ニャンニャン心境

がんじがらめの大人共よ、子供心を思いだそう。雨が心地良かった『雨にまけるわけがない』感覚を思い出そう。男も女も裸になって、雨や風で遊んでみよう。屁理屈いいから、恥ずかしがらないで、ほらほら、脱いで、脱いで。キャーって(羯諦)、キャーって(羯諦)、腹出してキャーって(波羅羯諦)、腹反ってキャーって(波羅僧羯諦)、棒も輪っかも(菩提薩婆訶)、ニャンニャン心境(般若心経)。
 仙台丸善で招き猫展始ってます。

2016年7月26日火曜日

[5690] 悟性

『雨にまけるわけがない』の感想抜粋短縮です。
「じっくりと読ませていただきました。旅に持って出掛けたい本でした。行き先も予定も何もなしで、この本と一緒に出掛ける。道に迷ったときに読みたい。私もこれまで宮沢賢治の作品はいくつか読んだ気がしますが、不思議な世界観を感じはしても、こんな自由な解釈など到底出来なかった。本は自由だ、芸術は自由だ、人は自由だ、世界は自由だ、アラユルコトは自由であれ!」
 嬉しいっすね。やる気がでます。小説『自由自在堂』はいろんな感想が出てくるが、この本は実にシンプルなので、読んだその人の感性や悟性が刺激され、感じるか感じないか、包まれるか包まれないかだろうね。皆さん、負けるわけがない空気に包まれてみてよ。

2016年7月25日月曜日

[5689] 『クソじじぃの日めくり』

毎朝トイレでめくる『クソじじぃの日めくり』。
今日言う言葉の予習。
1、どけ!
2、ヘラヘラしてるんじゃない!
3、長いものには巻かれろ!
4、メシ!
5、俺は偉い!
6、言うこと聞け!
7、逆らうやつは捻り潰すぞ!
8、若者は戦争いって鍛えてもらえ!
9、金が一番だ。
10、こんなオモチャ食えるか!
11、挨拶は!
12、オレだ! 
13、俺が金持ってきてやる。
14、おまえの話は解らん!
15、俺が正しい。
16、なにが芸術だ!
17、大きい者には逆らうな!
18、歌うな、踊るな! 下らん。
19、黙って手伝え!
20、いやいや儲かった儲かった。
21、勝てば官軍!
22、原発はどんどん増えるぞ。
23、現実を見ろ!
24、お笑いなんか、くだらない。
25、昔は良かった。
26、夢見てんじゃない!
27、世の中、俺の思った通りになる。
28、酒つげ!
29、何食ってもマズい。
30、愛など下らん。
31、この日めくり、あと何日めくれるか。

2016年7月24日日曜日

[5688] 『身勝手』と『自由』

『身勝手』は、怯えから差別に走る。差別するから愛が解らない。自分の周りに戦車のような固い殻を作って、強さを誇示し、快楽を求め、破壊しながら突き進む。快楽は怯えの裏返しで一時の緊張緩和に過ぎない。
『自由』とは、怯えの代わりに好奇心を持つ。好奇心に差別はない。差別がないから愛という広大無辺の中にいる。広大無辺には創造がある。いろんなものが結びついて楽しい。
 噛み付きマシーンのチョコビッチの寝姿。んーまあ、『自由』の範疇だな。


2016年7月23日土曜日

[5687] 仙台展

もうすぐ仙台で『もりわじん書店』OPEN
 来週27日から8/9まで仙台で猫仲間と『来る福招き猫展』。
 30日(土)・31日(日)は文画集『雨にまけるわけがない』のサイン会をいたします。昔はサイン会など好きでなかったが、今のところ毎年本を出版しているので、まあそれが仕事の一環だと思えるアイデアを考えた。それが『もりわじん書店』だ。ワシが店長で店の繁盛のためには作家さん(ワシ)を呼んでサイン会をしてもらうわけだ。
 『雨にまけるわけがない』、読めば、何もなくても世間に負けるわけがない精神を形成することができるでしょう。是非、家の本棚に一冊。
「作家は招き猫(福=プラス)を作る。争う者は負け(不幸=マイナス)を作る」

2016年7月22日金曜日

[5686] 癒し効果

この間のキトキト芸術祭で、ホーミー奏者の岡林さんから直々にホーミーを教えてもらった。目の前で直接聞くホーミーは音だけでなく首の筋肉や血管など、関係ないところが目立った。
 ホーミーは倍音と呼ばれ癒し効果がある。喉を絞めた苦し紛れの濁った音からきれいな高音がでてくる。この濁った音は息苦しいがコントロールできる。だが高音はなかなか出ないし、出ても思い通りにはならない。思ったのは、ワシらは濁った音で息苦しい生活している。癒し効果がある高音を見逃しているんだと。たぶん思い通りにならない高音はいつも流れている。
 さあ、生活の中で、深呼吸をして、濁声から、奥に潜む、高音を掴もう!
 写真は3年前、猫庭でのホーミー。

2016年7月21日木曜日

[5685] 雪と水

伊勢から仕事関係者。山形が初めてというので、ここの食べ物は日本一うまいことを伝えた。「またー、わじんさん」と疑っていたが、昨晩の蔵民宿の郷土料理、今日のあらきそば、そして千本団子を食べたら、もはや山形の食の虜となったさ。
 ワシいろんな地方に行ったけど、普通に食事がうまいところは屋久島とここ山形だと思っている。それなりにシェフが素晴らしいところは確かに美味い。でもここはその辺りの目立たない食堂でも東京辺りのトップクラスに入る味覚なんです(やや大袈裟)。たぶん雪と水のおかげだね。
 写真は文画集『雨にまけるわけがない』の雨の水滴。
王冠は上ではなく、下にある。
下に恵みの雨は降る。
幸せの王様は下にいる。

2016年7月20日水曜日

[5684] 成長

ベンチから最上川が見えるよう、崖のクルミの木を伐採。
 大汗かいて、また死んだ。右肩が50肩のように痛い(60近いけど)。ところでワシって前に一歩出る度、なんかやる度、死んでいるようだ。最近は水泳、キトキト芸術祭、草刈り、草集めなどの後に死んでる。考えてみれば死んで生き返っているから変化している。身体や精神が前よりも成長しているわけだ。
 目の前の庭を見て、それは当然だと思った。
 だってこの庭が以前より美しく変化成長しているんだもの。それを感じるワシが過去のままなわけがないだろう。
Make a little space.
Make a better place.   ( by   Michael Jackson )

2016年7月19日火曜日

[5683] 協働

今日は刈った草集め。これが草刈りより難儀。死んだね。
 ツタの花に集まったミツバチが後ろ足に花粉をいっぱいつけて、すごいブンブン大音響。ミツバチの危機の話しを聞いたことがある。最近の畑は単一作物で広大。ミツバチはその花の蜜を吸う。花の蜜を吸う虫がいないと我々人間は作物を食えない。人が虫代わりにやるのも面倒だ。ところがその作物の収穫が終わると花が無い。昔は道端やそこらじゅうに一年中入れ替わり立ち替わりいろんな花が咲いていた。ミツバチもいろんな花の密の味を楽しんでいたわけだ。また農薬によってミツバチも脳薬中らしい。
 今、誰もができるミツバチを救う方法はいろんなところに花を植えることだ。地球上のあらゆる生物・無機物は協働しているんだから。

2016年7月18日月曜日

[5682] 探求心

今日は草刈り。ハチがブンブン飛んでいる。
「人工知能社会になると、人間の仕事が奪われる」とか言う。
 ワシの仕事から考察してみた。ワシの場合、自由とは? 真理とは? 幸福とは? などに心が引っかかって気になり興味がわき、それを言葉やビジュアルで探求している。その探求したものをたまたま他人も興味を示す。いい感じに探求できたらお金が入ってメシが食える。勝つことや儲けることが目的ではなく探究だ。
 将来、AI社会で人間の仕事が無くなったら、みんなが持っている好奇心を探求すればいい。好奇心は人の心の数ほどあると思う。仲間で探求もいいだろう。今までなかった新しい探求がどんどん開花し、新しい花が咲き誇るだろう。花が咲けばミツバチがやって来て、蜂蜜が取れる。それを食べたり売ったりすれば仕事になる。それが価値(勝ち)だ!

2016年7月17日日曜日

[5681] 7

いやいや大変じゃったわい。夜中に下痢ピー、7回もトイレに駆け込む。この7という数字が原因のヒントかも。確か温泉プールでは7往復した。ガキがいたからウンコ大腸菌を飲んだかも。それとも昨晩食った肉のレア。どう見ても7割が生だった。肉などほとんど食わない美意識を持った飢餓体質、美味いものを食うと拒絶反応がたまに起きる。まったく。
 キトキト芸術祭美術館になって、展覧会名もやっていくうちに決まった。いっぱいのゴミとワシの高価な絵が合わさって平均になるから『平均展』。点数は70点かな。まあラッキー7ということで楽しい展示会でした。

2016年7月16日土曜日

[5680] ゴミ

キトキト芸術祭のため新庄に搬入。ここは蚕の試験場跡で広大な土地に変な建物がいっぱい連なり、巨木が天に向かって聳える美しいところ。展示場は一階がカフェの二階の木造の空間。ゴミ作家の犬飼トモ君のゴミ作品が天井からぶら下がっている空間。ゴミと一緒に展示。ゴミは悪口ではなく、最上川から拾ってきた本当のゴミ。いやいやトモ君ではないよ。
 本当はこの世界にゴミなど無い。食い残しもウンコも差別されたものも捨てられるものも役立たずも年寄りも死もゴミなどではない。大きなサイクルにはゴミは無い。死だって畏敬の念や慈愛を育み、それがサイクルの大きな役目を果たす。あなたの大好きな価値や必要なものとそれらは固く繋がっている。


2016年7月15日金曜日

[5679] 温泉プール

思い立ったが吉日よ。さっそく水泳じゃ。温泉プールまで歩いて5分。
 泳いでいるのは近所の爺婆ぐらいかと思ったら、なんと、水着女性が数人、それもビキニ。時々チラ見しながらも、ワシはしっかりずいぶん泳いだ。
 気分いい。うんこの出もいい。なぜか疲れない。元気が内から沸々と出ている感じだ。
 フルに新陳代謝しているんだろうな。肉体が新境地に出向いたおかげで精神的な作品も新境地。新作が生まれた。こりゃあ、いいわ。

2016年7月14日木曜日

[5678] コレステテ

人間ドックの結果が届いた。ゲッ! 
 LDLコレステロールが180mg/dl、それに血糖値も高い。調べたら、ワシ、デブで糖尿の前段階みたいなもんじゃん、痩せているのに。ヤバいな〜、手と口はよく動くんだけど身体が怠け者だ。運動不足っすね。今までウォーキングやジョギングをしたが続かない。そこでもっと楽しい運動を探した。そうだ! 碁点温泉には温泉プールがあるんだ。草刈りの無い日は泳ごう! 汗としてアレコレステテロックンロール。

2016年7月13日水曜日

[5677] キトキト芸術祭

最上徳内記念館の個展も無事終了、搬出。
今年も上出来だったと思う。
さて次は今度の日曜日17日。
新庄市の『キトキト芸術祭』に参加です。
宮沢賢治生誕120年周年ということで
文画集『雨にまけるわけがない』の絵を数点展示します。
アートに付いて語ったり騒いだり発散したりしましょう。
来てね。

2016年7月12日火曜日

[5676] 釣り

選挙に行かないで釣りしてた方がいいと言う若者がいた。まあわからんでもない。社会が変わろうが変わるまいがどうでもいい。この社会は理不尽で面倒な檻だ。その檻を壊し外に出たとしてもたぶんまた別の檻の中だろう。どうあがいても死ぬまで檻の中だ。ならば檻の中の隅に楽しみを見つけた方がいいとなる。
 どうせ未来は理解不能なのだから支配者が思っているようには進まないし、たとえ進んだとしても細部は簡単にコントロールできない。未来とは人間の理解を超えた大自然の範疇だ。支配者だって檻の中なのだ。
 良い悪いは別にしてこういう若者人口が多いってことは、彼らになんか別の意味や別の役割があるような気がする。たとえば「働かないアリ」論考みたいなもんかな。
 でも彼らに言いたい。釣りするなら見たこともない獲物を釣ってほしいね。

2016年7月11日月曜日

[5675] ツキヨミ

八ヶ岳から女性の陶芸家がやって来た。来年、今ワシが個展しているここ最上徳内記念館で展示会をやってもらえないかと声かけたら、フットワークよく会場を見にやってきたのだ。ワシが彼女の作品が好きということだけだったが、考えたら彼女の作品は月読命や観音様の作品が多い。ツキヨミは月山、観音様は昔東北に多く広まった信仰だ。
 そこで思った。『西の伊勢詣り、東の奥詣り』。ワシは山形生まれで伊勢神宮お膝元に作品を展示している。ワシの作品は明るいアマテラス的だとすれば、彼女は伊勢に近い名古屋生まれで月山ツキヨミ的。東のワシが西に、西の彼女は東に。太陽と月、西と東、昼と夜、男と女、なんか面白いんじゃない。
 写真左の霊感ありそうな巫女的女性が陶芸家市田志保さん。

2016年7月10日日曜日

[5674] ジブンヲカンジョウニ入レズ二

今回の文画集『雨にまけるわけがない』、かなり人気なのが嬉しい。
 この本は全てを二つに分けてどちらかの味方になって戦うために知力や技術を使うことを示していない。とてつもなく大きな『アラユルコト』を表現している。『アラユルコト』だから永遠に作品ネタcuriosityは尽きない。もしネタが尽きるようなことがあったり分断してしまったら、それはたぶん『アラユルコト』を小さく見積もってしまったのだろう。そんなときは新たに隙間や間違いを発見しstrength、『アラユルコト』を描き直さなければならない。ごり押ししてはいけない。ごり押しは『ジブンヲカンジョウニ』入れてしまうことになるからだ。
 例えばミクロの世界の最小が電子・陽子・中性子で満足していた時代から、いまや隙間からもっと微細な素粒子を発見したように。

2016年7月9日土曜日

[5673] 日本人

個展会場に来たお客さん方に、どう日本? と聞いてみる。ほぼ皆さん今の政府はオカしいと言う。ワシの作品を好きな人はそういうタイプなのかもね。
 そこでどこがオカしいか考えてみた。世界でも珍しい日本の風土、その森林や水や空気を汚染。今度は放射能汚染土を全国にバラ撒く。中央の金を目当てに周辺は媚びる。大国の言いように憲法を変える。東京にテロが来る。英語のできない国防軍はアメリカ軍の歩兵。わてらは大和魂が抜けた醤油顔の英語ができないアメリカ人になる。保守と言いながらまったく保守じゃないじゃん。
 ところがワシもワシの作品も日本大好きの超保守だ。名前が古代日本名『わじん』だし、仕事は日本発祥の『招き猫』。多くの作家が出てきて産業としても充実してきている。中央に頼ることも無く、長いものに巻かれること無く、大和魂を内に日本の美を守っている。やっぱワシらは、日本を保守している日本人たる日本人のような気がするね。

2016年7月8日金曜日

[5672] 2の前の1

他国が嫌がらせをしてくる。
他国と戦争になるかもしれないと怯える。
転ばぬ先の杖を持つ。
転ばぬ先の杖は金がかかり過ぎる。
転ばぬ先の杖は危なすぎる。
転ばぬ先の杖は不自由だ。
とうとう戦争になる。
 そこで話は先に戻って、嫌がらせをさせないようにしてみては?
他国と戦争にならない何かを持つ。
転ばぬ先の杖ではなく、恐れの無いもの。
それは知恵。
もしかしたら『敵など無い』という知恵かも。
子供のケンカは勝ち負けではない。
夫婦喧嘩も勝ち負けではない。
たぶんすべて、勝ち負けは2の次なのだ。
では、2の前の1は何?
その1はなかなか言葉に現せない。
ワシは1になる。
(写真:カッコいい写真集だ。腹巻きの言葉がまたいい。「彼らは仮面を付け、化粧を施し、そのことによって、社会を脱ぎ、本来の自分をさらけ出そうとする。わたしは他人でないことを示すのだ。by 西江雅之:文化人類学者)
 ‥‥銃(カラシニコフ)を持っている写真があることが悲しい‥‥

2016年7月7日木曜日

[5671] 捨てない

父親が柿酢を作ったというので貰いにいく。この辺りには取らないで捨てた柿の実がたくさんある。もったいないと柿酢を作ることを思いついたらしい。柿酢を舐めながら父親「戦争になるだろう」と言う。で、どうすればいいの? 「大河は手では止められぬ」と、何、決め台詞言ってんだい。諦めるのかい? そこでこんな話をしてあげた。テレビに捨てるお茶の実から油を搾ったりいろんな油で自立した27歳の女性が出ていたこと。隣村では捨てられた藁文化で自立しようとしている若者がいること。こんなに村々では捨てられたものを救おうとする新しい日本文化が育ちつつあるのに、中央では何もかも命までも捨ててしまう戦争の準備をしているわけだ。
 戦争は大河でなく汚れた川だろう。手で止められない大河とは、大自然からの恵みである油や藁や、もちろん柿から育つ文化のことだと思う。
 捨てるものなど無い川こそ大河だろう。
 写真は藁で作ったライト。美しいよ。

2016年7月6日水曜日

[5670] 与える人

いきなり自在堂の店長から有名な長崎のどこぞのカステラが届いた。
 さすがワシの小説『自由自在堂』のサブ主人公になるだけの良き変わり者だ。ワシが本を送ったものだから、彼の性質Giverが居ても立ってもいられなくなりカステラを送るという行為になったのだろう。
 Giverについて。最近の心理学かなんかで、人の性質にはGiver, Taker,  Matcherの三タイプがあるらしい。Giverは与える人。Takerは奪う人。Matcherはバランスいい人。Takerは奪い、搾取、私腹を肥やす輩だな。Giverは善い人と言われる人でニコニコの神様みたいな人だ。面白いのは統計的に最終的に幸せを得るのは与えるGiverの人で、奪うTakerは孤独になるらしい。皆さん、なるべく与える側の人になるように行いを修正してみよう。見返り期待せずにね。

2016年7月5日火曜日

[5669] 喝!

チョコピーの名前はチョコビッチになってしまった。咬みたい放題、やりたい放題、好き勝手し放題。凄まじいやんちゃぶり。誰も登ったことのない桜の木のてっぺんまで登ってしまった。それは元気でいいことなんだけど、我が家には歳取った猫・病気の猫・神経質な猫などいろいろいる。壊れて困る作品もたくさんある。この家はチョコビッチの天下でもいいが、行き過ぎはいかん! 破壊は避けなきゃ。
 そういや自民贔屓の近所の農家の人やサラリーマンに選挙について聞いたら「アベちゃん、可愛い顔していたのに、最近悪い顔相してる」だって。情報や言葉ではなく顔を見ているんだね。「今回はアベちゃんにカツを入れないとな」だって。『勝つ』ではなく『喝』らしい。やんちゃな孫を正したいと叱る優しい爺ちゃん婆ちゃんのようだ。
 チョコビッチにも喝!

2016年7月4日月曜日

[5668] 叡智

「明日に死を迎えるとしても、今日から幸福になって遅くないのです」中村天風の言葉だ。いい言葉だね。
 そんな幸せを運ぼうとしている人物が現れた。政治活動家『三宅洋平』だ。実に興味深い人物だ。彼はあらゆる問題を戦い以外の手で解決しようと日々学んで成長している。そこがいい。こういう人物が現れるとほとんどの人は悪口などの心の狭いネガティブな言葉を発する。出るクギは打たれるみたいなもんなのかな。自由なヤツを恐れずに、そのもっと奥にある本質の『叡智』を感じて欲しいね。叡智は理屈ではない『アラユルコト』だ。そこに身体事入ってゆく。初体験は恐いかもしれないけど、気持ちいいと思うよ。
 You Tubeで見れる。じわじわと体内に入ってくると思う。今、見る価値ありだね。

2016年7月3日日曜日

[5667] 創造

今日は個展をやっている最上徳内記念館の庭での『縁側ごろつき市』。
 生憎の雨だったが、大勢のお客さんがやって来た。
 まあ成功だね。あっ! 成功で思い出したけど、妊娠しているわけでもないお嬢さんがワシの『大安産』のお札を「創造、つまり新しいものが生まれる」に引っ掛けて買ってくれた。そこでお札の裏に大成功に引っ掛けて『大性交』という言葉を書いてあげた。性交があっての安産、この瞬間に新しいものが生まれた。つまり創造って、こういうものかも。で、写真は縁側でヨガる人々。これも創造かな。

2016年7月2日土曜日

[5666] 稚魚

水鉢にメダカの子がたくさん生まれた。やや成長したので、小さい水鉢では窮屈だ。そこで大きな池に稚魚たちを移動した。
 とたん! 池の大人のメダカたちが稚魚らを、ほぼ全部食ってしまった。
 水鉢は小さく水はやや濁っている。逆に池は大きく水は透明だ。稚魚たちが監視されていたように完全に見えてしまったのだ。
「大きな池に入れると子供は殺される」
 大きなところは良さそうに見えるが子供らの未来は無い。今の危うい社会に対するメッセージかもしれない。
 個展に小学生がやって来たので、数人に話しかけたら「原発は嫌いだ」と言う。街行く18歳らよりちゃんと未来を意識しているように感じた。
 これからは稚魚も人間の子らもちゃんと成長できる環境が必要だ。

2016年7月1日金曜日

[5665] アーーーー

チョコピーは朝方早くに、ベッドで寝ている全ての猫を咬む。
これはたまったもんでない。寝不足だ。
そこでチョコピーは一人でアトリエに寝てもらう。
戸を閉めて、おやすみ。
ワシが朝起きる。アトリエの戸を開ける。
そこには涙に濡れた満面の笑顔のチョコピーが!
「アーーーー、もう、わじんさーーん、会いたかったーー、愛してるよーー」
とワシに跳びつき、ワシをギュッと抱きしめ、頬ずり、耳ベロベロ舐め、顔を肉球で押す押す、ゴロゴロベロベロゴロゴロベロベロ‥‥
「アーーーー、わじんさーーーん! もう、もう、だーーーーーーーい好き!」
 わかった、わかった、だからやめろ、耳舐めるな!