2022年9月30日金曜日

[7945] 蔵王の旅

●蔵王の

 SSの還暦祝いに蔵王旅行。

 2泊。車が苦手な自分にとっては遠い旅だ。子供の頃から乗り物は苦手で、両親は僕を蔵王にスキーに連れて行ったり御釜に連れて行ったりしたが親の期待にそぐわない、面白いわけがない。自分で車を運転してみて初めて親って偉いもんだと染み染み思った。しかし寂しいことに親とのスキーも御釜も記憶にない。

 記憶蘇るかなと御釜に行こうと思ったが車苦手だし渋滞らしいので諦めた。車なしのロープウェイで散策。天候もよくやや紅葉していた。昔を思い出すことは無かったがとても楽しかった。

 毎度思うが旅館の食事は自分にとっては量が多過ぎて残すの勿体無いし食い過ぎになるのが難点だ。普段の3倍以上はあると思う。価格は同じで構わないから何か持ち帰りのプレゼント付きで『少量薬膳コース』またはお酒類込みにして『晩酌少量おつまみコース』とかあればいいと思った。

 帰りは知人宅の訪問をこなした。音茶屋の齋藤君はとても元気、たまたま居合わせた彼の両親といろんな話をしてしまった。とにかく内装が美しい、それにグリーンカレーが美味い。次にニュアージュマフィンの粟野君、奥さんに初めて会ったが気さくでいい感じ。この建物はなかなかオシャレで、多分知っている建築家だ。マフィンは遠くからも買いに来るほど人気。最後に発酵住宅の高木さん、民藝骨董屋を始めたというので座禅用に変なもの買った。建物ついでに感動した建物、蔵王内にある三五郎ホテル&レストラン、これはど迫力だった。一見の価値有り。

 総合していい旅だった。




















































 


2022年9月29日木曜日

[7944] 舌

 ●舌

奥歯がないので、

まだものを食うのに慣れてない。

この間、舌を噛んでしまい、

鏡を見たら

青タンになっていた。

タンだけに。





2022年9月28日水曜日

[7943] 調心

 ●調心

座禅は調身・調息・調心だ。

身体が整い、息が整えば、自ずと心が整う。

我が静まる。

透明な川の流れをゆく。

あなたは透き通った湖に到着する。

湖には誰かが沐浴していた。

あなたはその人に近づく。

その人が振り返った。

あなたが振り返ったのだ。

Nice to meet me.





2022年9月27日火曜日

[7942] 絵

 ●絵

1週間に1日だけ

酒を飲まない日を設けている。

アル中ではないけど

今日は酒を飲まないとなると

すごくつまらなくなる。

ところが絵日記に毎日のように投稿している絵、

これらの絵を描いている時は酒はどうでもいい。

酒と一緒に絵を描いているときでも

酒を飲むのを忘れることがある。

これらの絵は酒だけでなく

普段のいろんな欲望を超えているのだろう。

こんないいもの身に付いたことが嬉しい。






2022年9月26日月曜日

[7941] 縄文人

 ●縄文人

 真夏も過ぎ、涼しくなったので庭の猫柵作りも再開、とうとう困難な崖も仕上がった。出来上がった崖の造作を見て感心してしまった! このアイデアは僕には思い付かなかった。さすが老子だ! 

 休み時間にアレルギーの話になり、僕が昔にアナフィラキシーになった話をしたら、なんと老子、この間ハチに2箇所刺されたらしい。丈夫な体質なので別に大したことないしアナフィラキシーなど気にもしない。しかし蚊や虻に刺されても、ヘビに噛まれても、また怪我して血が流れていても仕事を止めないが、「ハチだけはダメだ。痛くも痒くもないがテンションが落ちる」と言っていた。やる気を失せて帰宅するらしい。別になんでもないのにハチだけはダメなのだ。不意を突かれた感じなのだろうか。僕には想像つかないことだ! もしかして彼って縄文の血が濃く、これが縄文の不思議なのだろう。だからあの意外な崖の造作のアイデアが出たのだと思った。






2022年9月25日日曜日

[7940] 松茸

 ●松茸

 トランペット大ちゃんから、山で採ってきたばかりの松茸を頂いた。でかい! 開いているがいい香りだ!

 SSが松茸ご飯、松茸の土瓶蒸し、焼き松茸を作った。家の中が松茸の香りで充満した。

 松茸の香りを好むのは日本人ぐらいらしい。原子爆弾によって荒廃した広島の土地に最初に発生した生命が松茸だったというのを聞いたことがある。昨日のシポピ族の歌と織物で治療するのと同じように日本という風土に住む日本人には、松茸の香りが身体の隅々まで行き渡り、微細なアンバランスさえ元に戻すように思う。松茸やお茶の香りなど、これらを嗜んでいれば、病だって薬だって邪念だって身体に不都合なものならほぼ全部外に排除してしまうような気がする。

 身体というのは、上下左右バラバラに分けることしかできない思考などと違って、大自然全体を領解している。なにせ身体は本来大自然なのだ。







2022年9月24日土曜日

[7939] ダンス

 ●ダンス

 アマゾンのシポピ族ではシャーマンが病気の治療にイカロという『治療歌』を歌うという。植物も動物も根源に幾何学模様を持っていて、その図が乱れたのが病気である。それを独特な歌によって乱れを無くすというのだ。まぁ毎日悪口ばっかり言われていたら病気になるよね。歌が心を癒すのはわかるな。また幾何学模様の織物を見ることでも薬になるという。幾何学模様織物治療というのは、遺伝子配列に対する遺伝子治療みたいなものかな。これらは聴覚と視覚による治療ということだね。そこで浮かぶのが音楽とアート、そしてダンス。ダンスは音楽と幾何学形態動作みたいなものだから、やっても見ても面白い、最もいい治療薬と思う。で、昨晩、岩壁音楽祭に出ていたDJの音楽が結構面白いので聴きながら1時間ぐらい踊った。今朝のうんこのいいこと、すごい効き目だ。ただ身体が痛い。





2022年9月23日金曜日

[7938] 虚を衝く

 ●虚を衝く

雨降り。

早朝、池を見たら、ヤゴの抜け殻が2つあった。

見事、キレイに抜けるものだ。

空を見た。

そうか、もう飛んでいったのかぁ。

棒を使わないで羽化したようだ。

まだ暗い朝方、電灯で棒ばかり見ていた。

虚を衝かれたね。

池に刺した棒を全部取り払った。





2022年9月22日木曜日

[7937] 黄金

 ●黄金

ウォーキング。

田んぼの稲穂が垂れ黄金色、

田植えの頃から撮影してきたけど、

変化が美しいですね。

もう稲刈りをしているところもあった。

撮影している僕の横に軽トラが止まった。

近所の爺さんだ。

ウィンドーをおろし、

「乗ってくか?」と。

ガハハハハハ、

乗ったりして。






2022年9月21日水曜日

[7936] 実験

 ●実験

さてと実験だ。

残りのポポーが完熟して食べごろだ。

弟に言われた通り右手首にポポーをちょっと擦り付ける。

数分後、なんともない。

ポポーさん、疑って悪かった。

あと温泉だ。

再発することもなくいつも通り。

やっとのんびり湯に浸かった

ところですごいの発見してしまった!

マスクして湯船に浸かっているお爺さんがいた。

他の人たちは何もなかったように風呂に入っていたが、

多分、家に帰ってから

これを酒の肴にして議論しているかもしれない。





2022年9月20日火曜日

[7935] 真似る

 ●真似る

藤原画伯が子供を伴ってやってきた。

まだ喋れないポニョみたいな子だ。

赤ん坊は大人の仕草や言葉を真似て育つ。

絵画も造形も音楽もダンスも真似て覚える。

日本の庭造りは自然を真似る。

ところで西洋の庭造りはシンメトリーにしたり

自然に逆らって人間のオリジナリティを提出する。

オリジナリティは盲信しやすく

真似は盲従しやすい。

真似ることとオリジナリティは

ものの表裏のようなもので、

元は一緒であることを知る手段なのだと思う。