2022年8月18日木曜日

[7902] 三昧

 ●三昧

三昧(サマーディ)

座禅で目の前の壁のシミに集中する。

ある時、自分が消えてそのシミだけになる。

これは主と客が一体化することで

元の主が消えたのだ。

この時全てが止まって感じる。

全ての思考のガラクタが失せたのだろう。

求めていたものが足りたのだろう。

ボーッとしているわけではない。

このまま手を動かせるし

外の鳥の声や川の音も聞こえる。

何一つ座禅前と変わりない。

ただただ心地よい感覚に包まれている。

ここからわかることは

知識や思考は本来の主ではないということだ。

だからガラクタに振り回されないように。





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