2015年7月31日金曜日

[5329] 初


生まれてから今まで小説など一度も読んだことがない三十代青年の言葉。
「自由自在堂のFBページやAmazonの他の人の感想を読んだ。みんな小説読んで感想など言えるからすごいと思った。でもみんなの感想を読んでいるうちに初めて小説というものを読んでみたくなった。この小説を読むために今まで小説読まなかったのかもしれない。だから読んでみます」
 このような嬉しいこと言って小説『自由自在堂』を買って帰った。こうやってまったく小説になど興味もなかった人が読んでみたいと興味を示したのは、やはり稀な奇書だからだろうか? とにかく素晴らしい。感想を聞きたいものです。
 写真は今個展をしている最上徳内記念館です。どうぞ8/4までやってます。

2015年7月30日木曜日

[5328] 猫王


百体の泣き猫の中心にデーンとある写真の『猫王』を品があって美しいと多くの人に褒められた。
 人は振り子のようにすごい真面目なことやったら、今度はすごい下らないことをやったりして、どっちかに偏らないようにバランスよく生きている。この振り子ってのは、左右に大きく揺れて、その極端な端っこの方で止まるので、そこを意識しがちだ。つまりとっても右を意識したり、とっても左を意識しがちだ。真ん中はおもりが通るだけだ。でもいつかは真ん中に落ち着く。運動している時も止まる時もいつだって真ん中にいるのに意識されにくいのだ。
 ところでヤジロベーってのがある。これはいつでも真ん中にいる。たとえ右に揺れても左に揺れても真ん中に戻ってくる。真ん中に己がしっかりあれば倒れることはない。

2015年7月29日水曜日

[5327] マイナス思考


他のお客さんが気分悪くなるような理屈でがんじがらめのマイナス思考人が個展会場にやって来た。
 不自由なやっちゃな! 
 まあ解るかどうか知らんけど、いいですか、おじさん、よく聞いてね。
『自由とは自分のなんもかんもを平等に、贔屓することなく自由自在に眺められることです。例えば自分の身体のあらゆる部位を平等に扱うこと。頭が大事で足の小指が大事でないなんてことはない。顔が大事で、耳の裏がどうでもいいわけがない。それから自分の精神内の下ネタから神ネタまでを差別しないで観察できること。下ネタを嫌うことなく、日常をつまらなく思うことなく、感覚をバカにすることなく、神ネタを拒絶することなく全てを軽やかに見れれば、なんもかもけっこう面白いし興味深い。
 自分の内部がこうでなければ自分の外の世界に対して平等や自由の意識など持てるだろうか? 
 まずは今すぐ己の内部にある劣等感・差別意識を眺めてみなはれ。必ずあるよ、それがあなたの大らかな自由を妨げて、マイナスの自分が出ちゃっているのです』

2015年7月28日火曜日

[5326] 女性


個展会場で女子高生から「小説『自由自在堂』を読みたいけど‥‥」
 女子高生か、どうだろう、エロスが、無理にすすめてもな‥‥などと考えあぐねていたところ、傍にいた既にこの小説を読まれた美女が「すごく面白いから読むべきよ。感覚の敏感な若い人ほど読んだ方がいい。チクチク肌に突き刺さるように感じますよ」
 そうなんだ! なるほど、これまでいろんな感想を聞いたが、女性には女性の感じ方があるはずだ。ワシがこの小説を書くにあたって、さまざまな境界、もちろん男女の境界も自由自在に行き来しながら書いたつもりだ。そして言葉のハシバシをすり減らし、無くし、意味の向こう、無意味の溢れる自由自在な感覚世界を描いた。若い子はハシが転げても笑うと言う。感性溢れる若い女性こそ、言葉のハシを笑い転ばし、自由自在に楽しんでほしい。


2015年7月27日月曜日

[5325] 指差す猫


個展会場に向かう。月曜なのでお客さんはあんまり来ないだろうと思ったがけっこう来ました。
 ところで、この『泣き猫百覧会』は観客参加型展示会。その説明を致しますね。

まずは入り口でおみくじ。
写真のマニ車を軽く回します。
一回回せばお経を一回読んだのと同じ功徳があると言うものです。
回ったものは自然に止まります。
マニ車の傍に座っている『指差す猫』が百の数字からあなたに適した数字を指します。
その番号のおみくじを受け取ります。
その番号は百体の泣き猫の番号と連結しています。
美術館では撮影が赦されないのが普通だが、この番号の泣き猫だけは撮影してかまいません。
あなたの番号の泣き猫を映像として持ち帰り、辛い時に見る。
その泣き猫が、あなたが辛い時に代わりに泣いてくれる猫なのです。
にゃーー

2015年7月26日日曜日

[5324] 『んだニャー祭り』大成功


『んだニャー祭り』メイン日曜日。
 自分の個展会場は、なにしろすごい人出で、メシも食えない、トイレもままならない、昨晩の天国でやや二日酔い、足がだるいが、お客を立たせてワシは座らない、退屈させない、怒らない、気持ちを高揚させ、過去をぬぐい去らせ、マニ車や経済を回転させ、新たなエネジーを与え貰い、会場から一歩も動けない。
 どうも浴衣姿が多いと思ったら、庭でのごろつき市で浴衣貸し出しをやっている。これはいいアイデアだと思った。あと猫メイク、猫耳プレゼント。他の会場の話しを聞くとTOKYO ROUGEやベリーダンスなどのダンス。仮想コンテスト、ジオラマなどなど盛りだくさん。昨日の天国もそうだったが、それぞれが個性を出して軽く楽しめる小さいイベントが盛りだくさんが面白いと思った。子供がお子様ランチが好きなように大人は小皿料理が好きだ。そんなもんなのかもね。
 二日間とも快晴に恵まれ、とりあえず美人ダンソンにも囲まれたし、大成功でした。
 (徳内記念館、真下美術館、碁点温泉などの展示会は8/4までやってます)

2015年7月25日土曜日

[5323] 天国


今日は『んだニャー祭り』の第一日目。
と同時にワシの個展。
一番問題だった天気にも恵まれ、ほんとよかった。
いつにも増してお客さんが大勢来てくれた。
休む暇もなく、あっという間に夕方の終了時間。
そのあとは駅前商店街の納涼歩行者天国。
子供の頃、どこかの街の祭りで味わった懐かしさ。
天国とはこういうものだろうと再発見させられるような面白さ。
山車も御輿も大袈裟も中心も中央もない。
ただだらだら適当。
だけど、小さい一つ一つが面白い。
なるほどこういうのが天国っすね。