個展会場で女子高生から「小説『自由自在堂』を読みたいけど‥‥」
女子高生か、どうだろう、エロスが、無理にすすめてもな‥‥などと考えあぐねていたところ、傍にいた既にこの小説を読まれた美女が「すごく面白いから読むべきよ。感覚の敏感な若い人ほど読んだ方がいい。チクチク肌に突き刺さるように感じますよ」
そうなんだ! なるほど、これまでいろんな感想を聞いたが、女性には女性の感じ方があるはずだ。ワシがこの小説を書くにあたって、さまざまな境界、もちろん男女の境界も自由自在に行き来しながら書いたつもりだ。そして言葉のハシバシをすり減らし、無くし、意味の向こう、無意味の溢れる自由自在な感覚世界を描いた。若い子はハシが転げても笑うと言う。感性溢れる若い女性こそ、言葉のハシを笑い転ばし、自由自在に楽しんでほしい。
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