百体の泣き猫の中心にデーンとある写真の『猫王』を品があって美しいと多くの人に褒められた。
人は振り子のようにすごい真面目なことやったら、今度はすごい下らないことをやったりして、どっちかに偏らないようにバランスよく生きている。この振り子ってのは、左右に大きく揺れて、その極端な端っこの方で止まるので、そこを意識しがちだ。つまりとっても右を意識したり、とっても左を意識しがちだ。真ん中はおもりが通るだけだ。でもいつかは真ん中に落ち着く。運動している時も止まる時もいつだって真ん中にいるのに意識されにくいのだ。
ところでヤジロベーってのがある。これはいつでも真ん中にいる。たとえ右に揺れても左に揺れても真ん中に戻ってくる。真ん中に己がしっかりあれば倒れることはない。
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