2013年11月14日木曜日

[4305] ウタマロ

風呂上がり、黒ビールの缶を見ていて、上品な僕の口からは言えないようなことを思い出してしまった。
 銭湯や温泉好きのワシは、時に巨根を目にする。このものの持ち主は二種に分かれ、一方はヤクザ風で無口で目が鋭く皮膚がブ厚い感じ。例えばごっつい黒人風だ。もう一方は色白で鼻がでかく、ヌボーッとしていて何も考えてない感じ。たぶん比べれば後者の方がわずかに大きいと思う。ウタマロの名に相応しいのはこっちだろう。僕も数々の風呂場で幾人も見かけて、色白ヌボーがウタマロと結論付けていた。ところが……
 男は普通の顔で、湯船の中にいる僕の真ん前に、股間をタオルで覆ってやって来た。顔からしてそれほどのものでないと判断。男は湯船に足を入れ、タオルを取った。なんと! スゲェー! ビール缶? 見たことない太さ長さ色、充実した見事な一物だった。風呂から出て、このことをSSに話したら「病気でしょ」だってさ。まあ病気っていえば病気かも……

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