絵の方はというと、自分は目をかなり気にして描いているようだ。
哲学者ジャック・デリタが裸を猫に見られて恥ずかしいと思ったことから考察した論文がある。興味深い。
ワシもイゴにちょいといたずらして怒らせて、ジッと見つめられると悪かったと謝りたくなる。下世話な話、自分のチンチンをいじっているとき、猫にジッと見られると何故か恥ずかしくなる。軽蔑された感じだ。猫でなくても、たとえ誰もいない山で真っ裸でチンチンいじっていても、そりゃあ貴方、空の目が気になって、チンチン縮んで土下座したくなる。たとえ正当な理由があって事を行ったとしても、空は本質を見ている。その感覚、その眼差し。
観音菩薩という名前、『音を観る』とはそれだと思う。そんな猫の目を描いて、それに見られ、それを見、そのうちその目が身に付いて自分も音を観れるようになるかも。
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