雪掻きしながら『死』を考えてみた。
1:病院や養護施設で延命治療されて死ぬ。2:我が人生は吾が決めると自殺。3:お国の為に戦死。どれも自然から人間を切り離した人間社会の思考の産物に思える。
さてとあと浮かぶのは『大往生』だ。食わなくなって、飲めなくなって、自らの養分を使い切り、枯れ木のように自然に還る。
人間は考え方も生活スタイルも自然から切り離された生活をしている。ところで死は自然に還ることだ。つまり死ぬ時は、生きているとき自然から離れた分だけ戻らねばならない。今まで発展や進歩しか考えたことがなかった人生なので、その離れた分はずいぶんと長く遠く感じる。帰り道は苦しい。行きはよいよい帰りは怖い。『死=苦』となってしまった。
そこで解答。死の間際まで、なるべくたくさん大自然と一体化するぐらいまで、心身、考え方も大自然と馴染んでおくことだと思う。これで大往生だ。
ということで、ワシは冬は雪掻き、夏は草苅り、秋は薪割り、春は恋をする、なんてね。
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