2014年9月6日土曜日

[5001] 野生

ここ数日亀吉がエサを食わない。あんなに喜んでガツガツ食ってた猫の缶詰を鼻先にやっても頑として食わない。それにしてもずいぶん動き回っている。もしかして、猫のエサに飽きてもっと美味いもん食いたくて探しているのかも。しょうがないので木の伐り株をひっくり返しミミズを探すが見当たらない。代わりにカナブンかなんかの4センチほどのカブトムシの幼虫の小さいヤツがいたので数匹捕まえ亀に与えた。なんと美味い美味いと声が聞こえそうなほどにむしゃくちゃ食った。やはり生もんは違うのか。ミミズと違って幼虫には頭も足もあるから気色悪い。亀の顔見たら、オレはオマエに飼われても野生じゃ! と言っているようだった。そういやピニャモだってときどきバッタ食っているからな。こんなの見ていたら、軟弱なワシの中の野生も少し疼いた。

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