猫祭り最終日。やくざな奈良の『どぶ』の杜氏が今朝一番に顔を出し、ワシの大事な絵を二点くれと我が儘言うので、もったいない一点だけならと譲ってやった。
今日はたくさんのいろんな人が来た。妙な人やアホな人や変わった人や面倒なオヤジ共など、もうさまざま。大昔ワシはこういう人々に出会ってなかった気がするが、付き合わなかっただけで、たぶんいつの時代もどこにでも身近にいたんだろうと思う。たまたまこんな祭りなど催す作家になってしまったものだから、普段話すこともなかった人々とこうやって出会う。ワシから見れば皆、いい意味でも悪い意味でもおかしい人たちだ。会うことも無かった人に会うには、直接は無理で、ワシと他人の『間』に何かが必要だ。それが文化だ。それが無いとお互い一個の自立した人間にはならない。『人』『間』『人』で人間になるわけだ。『間』がないと『人』『人』で只の『人々』だ。だから人は『間』を超えてはならない。ワシの場合、その『間』に猫作品があるんだと思う。誰もが文化に参加し人々という烏合の衆にはなるなよ。
『間』は『愛だ』
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