●住処
七十二候の最後の一候がこの間の2月3日までの『鶏始乳 』だ。意味は「冬の間卵を産まなかった鶏が春の気配を感じ卵を産むようになる」、そして2月4日から新しい一候が始まる。
ふと思った。人も何もかもが鶏と同じで春の気配を感じている。この気配こそ至福感だ。言葉や数字を並べた科学的思考ではこの気配は不思量だ。わからないから不安を持つ。科学や法は完全ではない。
さて人は季節という住処にいる。年齢という住処にいる。ここから外に出ることはない。どこにいたっていつだってこの住処の気配を充分感じている。ならば無理に不安のもとである思考を進めず、今ここに留まり、ゆっくり深呼吸をして己のその思考を眺めてみればいい。何も起きてないし何も起ころうともしていないことがわかる。今を遮るものが何も無い。ただ至福感に包まれる。これで元の住処に戻っている。
もりわじん絵日記
2026年2月6日金曜日
[9068] 住処
2026年2月5日木曜日
[9067] 正義
●正義
ネットのドラマを見てるとつい興奮して没入してしまう。昔だったら夜遅くまで見てしまうだろうな。こんな作り話に心揺らされるんだから、人は現実という作り話にも簡単に騙されてしまうだろうね。寝りゃぁドラマも現実も作り話だってことがわかる。無関係な夢などを見るからそれほど重要じゃないんだ。大体、ドラマも現実もみんな正義を装うから作り話なんだ。
2026年2月4日水曜日
[9066] 手話
●手話
あ〜、気持ち悪かった。1時間半も温泉入ってたら湯あたりした。ほんと学ばない奴だ、オレ。でも手話があることに気づいた。手は目の代わりに観るだけでなく、話もできるわけだ。目と口ができるなんて手は素晴らしい。それと仏教には手印がある。手で仏になれるんだよ! 内緒だけど手淫だってできるしさ…
2026年2月3日火曜日
[9065] タオ
●タオ
瞑想状態に感じる至福感
人は至福感を求めて言葉を探す
それが未来に向かっていることのような気はする
しかし実はそれこそ過去だ
瓦礫で至福を覆っている
言葉以前に戻ることだ
それには初心に帰ること
さてずいぶん技巧に走りすぎた気がする
初期の『タオ猫』を再び作る
少し進化
未来に一歩
2026年2月2日月曜日
2026年2月1日日曜日
[9063] 口八丁手八丁
2026年1月31日土曜日
[9062] NY
●NY
手で思い出した。旅行記『無我の意図』にも書いたこと。
20代後半、世田谷美術館で友達が個展をしていると言うので自転車で出かけた。見終わり暇だし地下の喫茶店でコーヒー飲みながら自分の手をスケッチしていた。そこに「スケッチを見せてください」と誰かが。見たら髪の毛は七三分けでこのクソ暑いのにスーツ姿に黒縁メガネの薄っぺらなガッカリ兄ちゃん、あ〜つまらん人間だ。こんな奴、生かしておいてもロクなことがないと思い、僕はカバンの中の拳銃を取り出し彼の額を撃った。ボコッと音がして彼は崩れた。それでも起き上がり「NYで展覧会しませんか?」と。ほんとですか!と薄っぺらの薄っぺらい言葉に喜ぶわけがない、かと言って無碍にするほど冷たくもない、断るほど冒険心がないわけでもない。でトントン拍子に事は運び、やることになった。手で得た手柄だね。





















