2019年3月25日月曜日

[6662] 存在

存在
薪用に伐採した大木をもらう。
軽トラに積めてロープをかける。
このロープの結び方は子供の頃父親に習った。
「将来、僕はそんな仕事に就かないから覚える必要はない」
と面倒臭がったことを覚えている。
この間、同じ作家の若者にこの結び方を教えてあげた。
なんかねー
父親の存在って、不在になって
しみじみありがたいとわかる。
これからもロープを結ぶ度に父親を思い出すんだろう。
 だから父親は不在ではない。

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