2013年5月5日日曜日

[4112] スイレンとハス

今日は朝から春最大の難儀な仕事、池のスイレンやハスの植え替えをしていて思った。
 人というのは「こうすれば、このマイナスはプラスになる」などの他人の言葉を、裏があると知りつつ信じ込み、自分の心の葛藤を他人任せにする。これは自立心ではなく依頼心という。依頼心で心からマイナスが消えることは無いだろう。その仮に現れたプラスは完全な快晴では無く、ほんの束の間の雲間から覗ける程度の晴れ間だ。そのような曇った空を、これが現実なんだと思い込み、本当の快晴を諦める。しょうがなく戦争をし、しょうがなく人を殺し、しょうがなく毒を飲み、弱いものや負けたものが苦しみむのはしょうがないと思い込む。そんな言葉に付いてゆくその意識こそが創造力の欠如だと思う。
 スイレンやハスはどうしようもない泥沼から美しい花を咲かせる。

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