●違い
この間、知人作家が他県から若い30代前半の女性彫刻家を連れてやってきた。初めて会った人で彫刻家なんてワシにとっては新鮮。そこで『わじんのわ』が出来上がるまでのあらすじからいろいろ語った。おー、通じるね、『わじんのわ』に感動していた。
この時、話していて気づいたのだが、どうも自分はズレた違和感の違いを救ってズレのない和感を図像化している。基底に『救う』という概念があるようだ。考えてみると美術って根本的に『違いを救う』ように思える。他人やこれまでとは違う個性を引き出し差異を提出する。つまり差別をなくしている。しかしかなり派手でセンセーショナルでないと救えない。大変だ。そこが問題だけど。
ふと思い出したのが『歎異抄』だ。これは「異なるを嘆く」と言う意味だ。『違いを救う』と似てると思った。日本の仏教は他の宗教とは別格で、宗教であるだけでなくアートであり深い哲学だ。これを超える哲学は西洋にはないような気がする。
ふと思い出したのが『歎異抄』だ。これは「異なるを嘆く」と言う意味だ。『違いを救う』と似てると思った。日本の仏教は他の宗教とは別格で、宗教であるだけでなくアートであり深い哲学だ。これを超える哲学は西洋にはないような気がする。
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