2025年12月17日水曜日

[9017] 喉下

● 喉下
壁に掛けられたサトリ画を思い浮かべる
梅茶が熱かった!
 そこで閃いた!
『喉元過ぎれば熱さを忘れる』
この喉元辺りでうだうだ言っているのが『自分』だ
『自分』なんて生まれた時からあるものではなく
「食いたい欲しい」と思った時出てきた喉元だ
これは生きるようにと自然が与えてくれたもの
まぁ大変ありがたい喉元の『自分』なのだが
ときに喉元が主役ぶって
身体や自然を我が物にしてしまう
しかし全自己は喉元までだけではない
さぁサトリの壁を突き抜けて
『自分』など忘れてしまった喉下
全自己の喉下へ向かうのだ
木は根が丈夫でなければいけない
誰にも見えないかもしれないが






 

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