●根元
今回の個展、猫以外で人の手に渡った絵が添付だ。これで面白いことに気付いた。自分は根元に興味があると。
『○△□』は仙涯義梵禅僧の禅画ではあるが形態の根元だ。
『茶道』の絵は茶道の道具、『キーボード』も音楽の道具、道具は根元だと思う。
『丸』の正円は非の打ち所がない完全なものだが、その円周はπが付くから永遠に不完全だ。このような二項対立が一体化したものは根元を示している。
『点・線・面』は絵画の根元であるけど、ユークリッド幾何学の最初の定義で、ここから算数なり科学が発展し今のAIなどがある。これは定義であって「仮にそうだとしたら」で始まっている。つまり本当ではなく仮りなのだ。これに対して疑問を感じ点線面の奥にある根元を探求した。
これらの作品が他人の金銭面にまで気持ちを揺らしたということは人は根元が気になる。私たちの現実はほぼ自分の明日や将来の安定安心を得るために生きている。そのために我欲を掻き立てる。未来は過去が描いた夢のようなもので現在の自分は地に足がついておらず宙に浮いている。事の始めの安定安心の根元から離れてしまったのだ。ならば真の根元に気づく機会が重要だ。





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