●スズメ
玄関側の軒下にスズメの巣を作られるとスズメのうんこで壁が汚れるので巣を作り始めた時点で取り除いていた。数日前、取り除くのが遅れたせいで雛一羽が既に巣にいた。まだ飛べないが羽がずいぶん生えている。本巣の近くの別の壁に仮巣を作ってあげた。とりあえずSSが雛にスポイトで餌をあげ仮巣に置く。スズメの親は雛を探しているが人間の作った巣には警戒して近づかない。二日経った。親は新しい巣を作り始めた。「前の夫の子なんてもうどうでもいい。人間社会に任そう。チュン」。雛は忘れ捨てられたようだ。
今、SSがいろいろ研究模索しながら育てている。最近は肩に乗るまでになった。
自然界でこんなことがあった場合、自然の掟があるから人間が手助けしてはいけない、などと言う人がいるけど、そうじゃない気がする。人間社会が自然界をいじって、こうしてしまったのだから、時々は関わって手助け、人間自身が新しい方法とかいろんなことを模索し続けるべきだろう。オランウータンにしろメダカにしろタガメにしろスズメにしろ助けられるなら助けて、最後は自然に返せばいい。もし助けられず死なれたら悲しいという感覚を味わうだろう。それは良い学びだと思う。そんな悲しみを乗り超えて今は亡き僕の父親は捕まえたスズメを夕食に出していた。
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