2019年5月14日火曜日

[6712] ブレスト

ブレスト
個展に来たお客さんから『ブレスト』という言葉を聞いた。ブレインストーミングの略で集団思考ともいう。ブレインストーミングとは既存の思考の殻を打ち破り、新たな創造的アイデアを生み出すために、自由奔放に楽しみながら話し合うこと。文殊の知恵ですね。基本的なルールが4つある。「質よりも量」「粗野な考えを歓迎する(自由奔放)」「判断や結論を出さない(結論厳禁)」「アイデアを結合し発展させる(結合改善)」。他に補足として「他人のアイデアを評価、批判、コメントしてはならない」「自己検閲を行わない」「思い込みを捨てる」などがある。
 ブレストなるものを自分の作風と比較してみた。自分は集団ではないけど、いろんな人が絡んで自分の作品が仕上がっているので集団という視点で考察したのだ。
質よりも量
:作品はぽこぽこ産むので、まあいいかな。質もちゃんとあるけどね。
粗野な考えを歓迎する(自由奔放)
:基本下らないことや下ネタや面白いことが好きなので、いいかな。
判断や結論を出さない(結論厳禁)
:まだまだプロセスだと思っているので、良い悪いは決めない。多様な価値観や差異を構造的に眺めるようにしているので良しだな。
アイデアを結合し発展させる(結合改善)
:これは得意。仏像と猫を結合してデビューだから、よくやる技法だね。
他人のアイデアを評価、批判、コメントしてはならない
:これは自分の貧弱な優越性を守るためにやっちゃうね。情けないけど負け惜しみや悔しさからくるんだろうな。若者を育てようとして上から目線で言う場合もあるが、余計なお世話だよね。気をつけよう。
自己検閲を行わない
:ペリペリで暗部を制作してからしなくなった気がする。
思い込みを捨てる
:ペリペリが『思い』からではなく『行為』から生まれたので、行為の方向に舵を取るようにしている。同時に思い込みは消える。
*まあ、たまには文殊の知恵もいいが何はともあれワシは手を動かすのじゃ。身体がペリッとすれば頭も喜ぶからね。

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