2019年5月26日日曜日

[6724] 感性

感性
脳みそが頂点でいっぱいだとその向こうの天国を目指すが、そこには地に足の着いてない夢幻の思考があるだけだ。逆に底辺では、脳みそは下方に広がる地獄を恐れ、もがくことで孤立し全方向に敵意を示し脳内に無かったはずの地獄が形成され身体までもが悪魔化する。頂点にいる立場と同じく一方向以外が暗闇と思い込む劣等意識からくるものだ。僕は猫だけの端っこの頂点で何か得体の知れない不可解な幻想の只中で居心地の悪さを感じていた。そのことと共通する。ところが自分がペリペリを身につけて三年、自分の中に中間ができたことを強く感じる。中間にいる脳みそはもちろん中間ではない優や劣に振り回されることはなく、周り全てを天国も地獄もない全てを観察できる風通しを感じる。これまであまり体験したことのなかった新たな感性が宿り育っている。遥か遠くから静かに風が吹いてくるのだ。

0 件のコメント:

コメントを投稿