近所の農家さんちの猫が子猫を産んだ。全部で6匹。
基本農家にとって猫はネズミ捕りに必要なだけ。ペットではなく、ネズミと同じでそこら辺に勝手に生息しているネズミを食う単なる動物なのだ。少々人間に懐いているタヌキみたいなもんだ。猫が死のうが生きようが関係ない。
そこでSSが子猫の里親探し。いろいろ知人の助けもあって6匹全部里親が決まった。すごい! 代わりにキュウリとブロッコリーをもらった。これで猫を見殺しにせずに済んだ農家もSSも里親もウィンウィンだ。これが贈与経済ってやつかしら。
*『働いた分の交換経済、嬉しい贈り物が回る贈与経済、恐怖の貢ぎ物で縛られる強制経済』などがあるらしい。
ところでワシのペリペリなんかもある種の贈与経済みたいなもんだと思う。小さい猫人形は癒しなどがあるから土産物にもなるし、売れないことはない。でもペリペリなどは、僕の個人的アート活動なので他人にとっては必要なものではない。それでも作品を面白がって求めてくれる人は僕のこの活動を応援してくれているように思う。嬉しいので僕の方も美味いキュウリやブロッコリーよりもっと美味い新作を提出したくなる。未来が経済活動以外の興味に満ちていた方が生きていて楽しい。自由な知的交流の喜びがある。そんな流れでペリペリから最近ペラペラができたわけだ。
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