2019年7月23日火曜日

[6782] 点と面

点と面
右翼と左翼という言葉がある。これってイマイチ要を得てないように思う。時間が蔑ろにされた概念だと思うのだ。絵画的思考で、代わりに『点』と『面』といった新しい概念で考察してみた。この方が理解しやすい。余計な問題もある程度解決するように思われる。
 保守を『点』とする。さて家は保守することが大事で、例えば家で生まれた長男と次男で考えてみる。長男が家の跡継ぎをして歴史が作られてゆく。稼業でなくても伝統的な行事とか親の口癖とか行いとか習慣などが跡継ぎされる。祖先や先輩を敬い縦関係や上下関係が形成される。この流れとは違った次男の方向性がある。次男は家を出て自立に向かう。そこではいろんな他人に出会う。出会った他人は他所の家々の次男達だ(一人旅に出た子供達を次男とする。だから長男も次男も三男も長女も次女もなんでも含まれる)。経験を積んで他所のいっぱいの『点』の複雑な関係性や多様性を学ぶ。次男が他人を知り学ぶ関係が横関係で『面』だ。『点』の集合でもある。『面』には変わった『点』がいっぱいあるので新しいアイデアに満ちている。次男は知り得た新しいアイデアを長男や実家に使ってもらおうと提案するが、家では伝統を重んじ先祖の手前、新しいことはなかなか受け入れない。例えば「便所は和式だと膝が痛いので椅子のように座ってやる便座にしようぜ」「酒とは違ったワインというものがあるらしいから、それ飲もうぜ」などと軽く言えば家が乱れ上下関係が崩れる。これが左というニュアンスになるけど、実は現実の『点』も理想や空想的な『点』も知っていて実験しようとしているので思考は『点』の集合であり、『面』なのだ。もしこの次男が他の『点』の他人とは他人行儀で、家や長男との関係性の方が生きやすいとなれば、次男は長男の子分になり分家する。家という『点』の拡大に点々と向かう。
 ところで時期が来れば『点』は『面』のアイデアを受け入れることになる。このアイデアが時代の流れを進めるイノベーションだ。家の歴史とは違ったこの方向の時間の流れの歴史がある。次男のアイデアが家に取り込まれたからと長男が追い出されるわけではない。追い出された場合は次男が長男化するだけだ。『面』が『点』になる。もともと『点』も『面』も跡継ぎの性質を受け継いでいるからだ。しかし『面』はあくまでも自分のアイデアが使われ時間を進め絵画面でいえば非中心化に向かうことが最大の目的で『点』を維持経営することをそれほどの目的としていない。

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