2019年12月3日火曜日

[6915] 年々楽

●年々楽
ユキヤナギの雪囲い。
19株あるのだが、今年は丈夫になったようで
雪囲いなどしなくていいような強さだ。
3つだけで済んだ。
木は年々丈夫になって、僕らの手間を省いてくれる。
庭木を植えたばっかりの頃は雪囲いが大変だった。
それが数年で、それぞれ幹も太くなった。
雪国育ちなので、そう簡単に雪にやられることもない。
今は雪囲いをしなくてもいい。
雪で少々折れてもそれなりにいい形になって生き延びる。
家の雪囲いも楽な方法を発明するので、年々楽になっている。
 そこで思った。
このように年々楽になるのがいい。
いくら楽と言っても、人工的な素材では年々見窄らしくなる。
自然な雰囲気の庭があると力強くいい風景になって、
家も年々、庭や山の風景に馴染んでカッコ良くなってくる。
よく自然素材で建てた家を自慢する人や、
リノベーションに価値を置く建築家がいるが、
庭に意識が向いてないのが残念だ。
家庭とは家と庭があるものだ。
庭には木が必要だ。
その木は家や人が朽ちていくのとは反対に、
どんどん成長し英気を養う。
つまり年々楽にしてくれるだけでなく、
住む人に英気を与えてくれるのだ。
さぁ、雪よ、いらっしゃい!

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