●免許証アート
昨日の『免許証アート』は自分では最高に面白いと思っている。でも不思議なのは、これを見て大感動とそうでない人がいることだ。疑問は子供でも感動するのだろうか? やはりある程度の知識によるところもあるのだろう。そこで感覚と言葉による理解は違うが、とりあえずこの感動を共有するために免許証アートの特徴を考えてみた。
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◎感動者のコメント
「流石です!」
「ぬおぉ 感動! ジワジワ沸いてきます」
「いいねを100回押したいです!」
「www 最高!」
「これ、楽し~」
「かなりツボです。凹んだときたまに思い出して見てます」
「ぎゃー受けすぎです!って私だけですかね?」
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この最後の「私だけですかね?」ってのは、僕と同じ不思議さを感じているのだろう。なぜこれに感動し受け笑い転げてしまうのか、疑問に思ってしまうのだ。
免許証アートは5年に一回の免許証更新に同じ服を着て写真を撮っているだけのこと。このアートの特徴は社会に縛られ不自由な免許制度の中で密かな楽しみとしてやり続けることで自由を獲得している。免許証はほとんどの人が持っていて誰もがこの遊びをやれる可能性があるのに、ほぼ誰も挑戦しない、だから希少性がある。一生かけて一点だけしか作れない。それも常に制作途中なのだから、人生そのものが作品になる。
自由意思など全くない二項対立が蔓延しているこの社会で唯一の最大最高の自由への道、抜け穴を示していると思う。その穴の向こうは広大無辺だろう。だから感動するのだ。
写真:昔のパスポートも同じ服だった。
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