●自受用三昧
久しぶりにサム君に会った。彼はイギリス生まれで40前半。もはや日本人もやらない杵と臼で餅つきを生業の一つとする。雪が降り積もるとひとり一時間歩いて雪山に入りじっとイノシシを待つ。罠猟もやるが、イメージするだけでも孤高の『忍び猟』が好きらしい。一度に四頭を得たことがあり、雪山を一時間以上かけて運び降りてくる。「クマと会ったらどうするの?」と聞いたら「撃つ」と一言。
そんな彼は詩を編みセーターを編む。編んだセーターは家族にもあげる。時に毛糸の色で悩んだりする。世界の覇権国やら纏っているものを全て切り、自らが編んだセーターを着る。彼はいつも身体を手を使って生きている。『自受用三昧』とはこのことだろうと思った。




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