2014年12月13日土曜日

[5099] とも君

派手服の造形作家『犬飼とも』君のワークショップが碁点旧浴場で開催。彼は震災で被災した渡波(ワタノハ)地区の子ども達と校庭に流れ着いたゴミで作品制作。これが大きな波紋を呼び、新聞テレビ作品集までトントン拍子、今や国内はもちろん国外まで広がっている。彼が言うことには海へのゴミは魚から地上動物人間の生態や性機能まで狂わしてしまうらしい。今回は最上川のゴミで制作。
 今後はもともとのゴミの出元である大型スーパーイオンに協賛金を出してもらい、そのうちイオンをスポンサー、各地方のイオンにはゴミワークショップや作品展示室を設け、トモ君はイオンの文化顧問となり、六本木の高級イオンマンションの最上階に住み、イオン高級バーに通い、酔って「ゴミ!」と管を巻くが、朝起きて、まるでレーサの服のようなイオンや他の企業のロゴが入った派手なシャツを着て海辺に向かう。その頃には名前も『イオンの友』君になる。 しかしその後、彼は……

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