2015年5月12日火曜日

[5249] ちゃんと見

昼飯食ってたら、奇書『自由自在堂』の最初の方に出てくるあの面倒な父親が母親を連れてやってきた。
「ほれ息子だ。もう見えなくなるから、ちゃんと見とけ」と母親に何度も言う。
え! 失明? 聞いたら、母親が目が痛いというので病院に連れての帰りらしい。
今のところときどき痛むだけで何ともないみたい。
もう80も過ぎているし、いろんな所が悪くなるだろう。
しかし失明するわけでもないのに、この台詞、なんちゅう父親だ。
帰りがけ。
「ほれ息子の顔、ちゃんと見たか」とだめ押し。

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