社会はみんなでつるんだ巨大な幻想だ。社会に頼りっきりになっちゃうと、個人に理不尽や無慈悲が降り掛かる。いっぱい楽しいことしてもなぜか空しい。ここに一時の快楽はあっても本当の幸せはない。そりゃそうだ、もともと幻だもん。この幻想のためにエネルギーを浪費する。馬が自分の頭の前にぶら下げられたエサを追い掛けるようなもの。そのうちエサだけがちらつき、つるんだ幻想を維持する為に自分を失い、人間やめて『馬車馬』になる。
足元を見てみる。ワシの足元には大昔に捨てた絵の道具が散らばっていた。今、それらの埃を取り除き、テーブルに並べた。
馬車を捨て馬の着ぐるみ脱いで、ゆっくり、自分で歩こうと思う。
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