15日、父親危篤の連絡を受け、病院に向かった。帰りに一時停止無視で白バイに捕まり罰金。その次の日に父親は亡くなり、病院からの帰り、交通標識に気を付けながら、思った。父親のあのわがままな性格でボケ介護などになったら周りが堪ったものでない。気疲れでみんな先に死んでしまっていただろう。ところが父親はいつも動いているタイプ、最近まで車を運転していた。サメは止まったら死ぬという。緩和ケアに入って二週間、父親もその通りだったようだ。ある意味誰にも迷惑かけず野生の動物のような潔い死だったと思う。
「止まったら危篤、止まらなければ罰金」、そんなことを考えながら運転していて交通標識に対する興味が膨らんだ。危篤と罰金がなかったらアートとしての交通標識のイメージは捨てられていただろう。これは父親の遺言のような気がした。
そこで自分の絵である『プリズム詩』にした。
そこで自分の絵である『プリズム詩』にした。
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