2018年5月14日月曜日

[6347] ペリペリ発見

●ペリペリ発見
 絵を額装するために使用する額マット。マットはない方がスッキリする。額は細くなっているのにマットのせいで絵と周りの壁とに断絶が起こる。絵を保護するためにしょうがなく使っているというのも問題だ。ちょっとでも汚れたりすれば捨てられるってのも問題。これらすべての要素が気に食わない。
 ある日の午後、額装している時、マットの表面がペリッと剥がれた。この時、脳内に稲妻が走った。外は快晴なのに。「キレイ!」と感じた。それだけでなく内から快感が湧き出た。そこでマットの他の部分もわざと剥いでみた。この部分部分剥いだマットは活き活きしていた。それは装飾とは全く異なるものだった。その後、マットは脇役をやめて、堂々と真ん中に躍り出、主役の絵になってしまったのだ。
 これがペリペリ画法が生まれた経緯だ。

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