2020年2月23日日曜日

[6996] ジャンプ&フラット

●ジャンプ&フラット
昨日はおみくじ猫の言葉は天から降ってきたと、神がかってみた。昨今は社会が不安定だからか、神がかりの人が多い。なぞってみた。実際はそんなことはない。その時、自分が生きるに必要な人の病気や死などが、自分の内部に、生と死、過去と未来の相反する概念を生じさせた。未来がなくなるような不安だ。だからたまたま手に入れたポジションを守ろうとする自己保身が生まれる。このポジションに対して「砂上の楼閣さ」「なるようになるさ」という大らかな空間意識が持てない。何かを信じるがゆえの壁に囲まれた狭い考えだ。そんな息苦しい未来を生きたくはない。だから壁を無くしたくなる。かつ身を守らねばならない。嘘もつかず、神がかりにもならず、壁を飛び超えるには? 
 そこで出てきたのがおみくじ猫の言葉だった。だから『無』なのだろう。考えてみれば未だにこれが人気なのだから、崖っぷちのような状況というものは、人にジャンプ力とフラットな意識を与えるものなのだろうと思う。

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