●猫に小判
『猫に小判』という諺の新解釈。
一般的には「価値のわからないものにとっては何の値打ちもない」という意味だ。
さて長年猫作り続けた私の考察。小判はお金だ。猫にお金を見せても何も興味がないのは猫は心がまっさらだからだ。人はお金はあればあるだけいいとか言う。しかし物事には必ず表裏がある。だからお金で得る安心の裏には心配がある。安心のために持ったお金が心配を増やす。終いにはいつも金金金で、心にお金がこびりつく。こうなると我利我利亡者だ。
『猫に小判』とは猫はお金から自由という意味だ。お金が頭にこびりついている人間が自由な猫に癒やされるわけだ。頭にこびりついた汚れ、お金や様々な考えを取り除きまっさらになること。まっさらになる方法を頭で考えても、今度はその考えが頭にこびりつく。だから考えても無理。そこでまっさらな坐禅ですよ。猫もよくじっと坐って外眺めているじゃない。いつも新鮮で何もこびりついていないのよ。
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