●十二支と猫
『なぜ十二支に猫がいない?』
一般的な答えはネズミに猫が騙された話で、猫がネズミを追いかけるわけでもある。長年招き猫を創作してきた私は違う考えに行き着いた。
十二支たちは十二神将になって仏を守っている。つまり自然界の動物がそれぞれの特技で親とも言える大自然を人間の我欲から守っている。
猫はネズミに騙され十二神将になれなかったが、それはそれでよしとし、寛大にもネズミを赦し(たまには追いかけるが)、猫は猫ならではの新しい仕事を見つけた。それが招き猫だ。外に出て多くの人々を福である仏のところに招く仕事なのだ。
福とは招き猫のように人々のために自分を忘れることだ。
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