2025年8月27日水曜日

[8905] 無才

 ●無才
 若い頃、無才を探った。才能がないのがいい。才能とは無才の一部で狭い。無才こそ全てだ。才能があればそれに溺れる。お金を稼ぐ。稼ぎがなくなるのが不安になる。もっと稼ぐ。こうやってお金に縛られる。ますます狭くなる。これは広大な自然体ではない。自然体なら無才で生きていける。猫はあるがまま無才のままで生きている。自然はそのようにできている。自然は賢しらな人工を超えている。人間は自然を無視し人工の作り話を信じ、わざわざ狭いところに入る。
 ある時、無才から飯の種の才能の芽が出た。この才は無才の一部、これを所有すれば無才が失われ狭い才に縛られてしまう。そこで家やらなんやら全てを広大な仏のものにした。






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