2025年8月28日木曜日

[8906] 生きる

 ●生きる
 黒澤明『生きる』のイギリス版を見た。志村喬さんを自分の絵にしたぐらいだから好きな映画だ。イギリス版の主人公は年取り過ぎだね。50代でないとな。でも感動ものでした。
 黒澤明の映画に『羅生門』がある。人の話は全部信じられないような中身だ。ならば世間のテーゼもアンチテーゼも鵜呑みにしない事だろう。
 人の言動は全て利己的だ。愛とか幸福とかなんやかんやの作り話を欲しがる。欲しがるのも欲しがらせるのも自分に無いからだ。無い奴がいくら言ってもそれは嘘だろう。全ては己の利益、利己だ。気づくとはそのことで社会の何かしらではない。
 ところで自利は自分の利益ではない。利己に似ているが正反対だ。同じなら自利ではなく利自になる。愛とか幸福とかなんやかんや、これら生まれた後に聞いた濁った作り話を心から取り除くのが自利だ。そしてそんな作り話を人の心から取り除いてやるのが利他だ。生きるとは公園を作った市民課長(志村喬)のように濁りなき心ですね。





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