2021年3月14日日曜日

[7381] 自由自在堂

 ●自由自在堂

僕の小説『自由自在堂」の感想が届いた。

嬉しい内容だった。

この間アトリエに作品を見にきた

二十代のアーティスト、

駒嶺ちひろさんからだ。

レンタカーで

手土産まで待って

来てくれたので

お礼に小説をあげたのだ。

早速読んでくれて嬉しい。

小説の内容は僕が二十代、

絵描きを志し猫作家になるまでの

下積み12年間の内容。

彼女のまさに今にあっている。

随分いい感想だったので

今、再び小説を読み返している。

忘れてしまっている二十代の心情

忘れかけている小説を書いた時の心情

そして今、

思い出して読んでいる自分。

40年の年月。

嘘か真か夢のような話。

読んでて不思議と幸福な気分に浸れた。

書いて良かったとしみじみ思う。

読んでくれてありがとう。

写真:二十代、壁画を描いているところ。



2021年3月13日土曜日

[7380] 脳

 ●脳

 脳には150億個の神経細胞があり、腸にも1億もの神経細胞がある。脳と腸は約2000本の神経線維でつながっていて、かなり緊密に連携しあっているという。

 ところで経験上、ハングリー精神が最も神経細胞を活性化させると思う。腹が満たされていたら考えられないからだ。脳の場合、神経細胞を最大限活性化させるのは、知識に左右されないことだと思う。知識は既成概念でできていて創造ではないからだ。

 食にも知識にも左右されなければ脳と腸は神経細胞をフル回転させる。これで頭と体は分断しない。座禅がそうだね。それとstay hungry, stay foolishの言葉は的を得ている。

 一生懸命勉強しいい学校出たやつは脳第一主義で頭が良さげに見えるが、頭(神経細胞)がちょっと足りない(腸の一億個)のである。そう言った意味でAIはめちゃくちゃ頭がいいが、やはり『stay hungry』ができないから足りない奴だと思う。



2021年3月12日金曜日

[7379] 浄化槽

 ●浄化槽

 朝8時に浄化槽の点検の人が来るという。浄化槽の蓋は1メートル以上の雪の下で、朝は凍っている。点検する人がやってきた。ワシより歳取った人だ。

 ワシは家の植物の水やりを終えて、おじさんを眺めてみた。まだ掘っていた。難儀そうだ。これはワシの出番だ。ワシの家周りの雪掻きぐらいはやらねばならない。作業服に着替え長靴履いてスコップを持った。

「手伝いますよ」

「もう浄化槽の蓋が見えてますので、大丈夫です」とおじさんは笑顔で言う。

「いやいや、雪を捨てる道を作りますよ」

「大丈夫、あと少しですので」

「いやいや、僕の方が若い。どうか雪掻きさせてください」

 涙ながらに訴えたが、断られた。



2021年3月11日木曜日

[7378] 忘却

 ●忘却

歯の隙間に食べ物が挟まる。

若い頃はこんなことはなく、

歯は丈夫すぎるくらい丈夫で、

飲み屋では割り箸をガシガシ噛んで

1センチ大に細かくして

皿に山盛りしていた。

しかしそんな過去も遠い昔で

まるで他人のことのよう。

もしかしたら夢かもしれない。

もしそんな過去が記憶として鮮明なら、

今のこの状態を嘆いたただろう。

でも最近は記憶も曖昧なので、

嘆くことはないから『幸せ』だ。

歯に隙間が出るように

脳にも隙間が出ているのだろう。

忘れることは空間ができて広くなる。

それはおおらかでいい。

もっともな忘却は忘我だ。

それは英語ではエクスタシーのことだから、

過度に忘れるのは芳しくないが、

物事にあまり拘らず

忘れることだと思う。

隙間を通って

『幸せ』がやってくる。



2021年3月10日水曜日

[7377] 庭作業

 ●庭作業

デッキ周りには

ユキヤナギの株が三つある。

昨日の一つはほぼ全滅だった。

あと二つを雪掻きした。

折れが少ない!

花芽も膨らんでいる。

株周りを雪掻きし

枝を掘り出し

寝てしまわないように

縄で縛って立てた。

写真の真ん中あたりで

箒のように

立っているのがユキヤナギで、

手前で寝ているのがチョコ。

これで春、花が楽しめるだろう。



2021年3月9日火曜日

[7376] ユキヤナギ

 ●ユキヤナギ

雪に埋もれたユキヤナギ

掘り起こしたら

2メートルもあったものが

30センチぐらいになって

全て折れていた!

悪いことをしたと思う。

今は雪掻きが苦でないが

去年の暮れは

雪掻きも雪囲いも

面倒だったのだ。

次回はちゃんとしてやろうと思う。

身体が自分の内側なら

家や庭の動植物

それを覆う雪・土・空気などは

全て自分の外側だ。

内側と外側を合わして自分なのだ。

写真:今朝の太陽。

これも自分だろう。



2021年3月8日月曜日

[7375] 自然治癒力

 ●自然治癒力

 漢方をやってから体も精神もすこぶる良く、苦でしかなかった雪掻きが楽しい。少々癖になっているようだけど。

 たまたま友人がアーユルヴェーダーをやっているというので調べてみたら、いつの間にか自分の生活に取り入れていたようだ。これまでホメオパシー、アロマ、鍼灸、カイロプラクティックなども試した。もちろん現代医学も。

 世界には大きく分けると二つの療法があるようだ。自然治癒力を促す漢方やアーユルヴェーダなど。それと自然治癒力を抑える現代医学の薬物対処療法だ。これは熱が出たら解熱剤、痛みが出たら鎮痛剤など、自然治癒力を抑える。自然治癒力などは妄想だという意見まである。まるで反対の療法だ。

 今の人はほとんどが現代医学に頼る。つまり過去にいろんな療法があったのだが現代医学だけが大きくなって、他にあった多様な療法を信じられない田舎信仰の民間療法として排除した。現代医学が独占するためもあるし、民間のいんちき療法を排除するためでもあったろう。しかしこれはある意味、世界を一色に染めてしまい画一化してしまう考えである。ここにも自然と文明の分断が窺われる。一つの療法だけが正しいことはない。『わ』ならば、やはり多方向が必要だ。だから未病という考え方は大事だ。基本、怪我や病気が治るのは己の持っている自然治癒力だろう。

写真:薪ストーブで一時間、コトコト煮出しているスペシャルブレンド。

『枳殻、陳皮・女貞子・杜仲・黄耆・莢服子・旱蓮草』

だんだんお湯に色がついてゆく。

待つ時間が実に心地よい。