●龍
住んでいるところは『碁点』と言う地名。最上川の石が碁石を点々と散りばめたようになるからこの地名がついた。石といっても巨大な岩の表面で、川の水が減ってくると現れる。石が見えるから浅いように思うかもしれないが、石のちょっと先はクレバスのような岩の裂け目でとてつもなく深い。そこを観光の舟下りとして石を避けながら舟が通る。
時々庭に出て、川を眺める。雪に覆われた石が美しい。この左には『龍神のつり橋』があり、川の反対側に渡れる。ふとこの光景をどこかで見たことがあると思った。龍で思い出した。京都の『龍安寺の石庭』だ。こちらは潤っているが、むこうは枯れている。陰陽を感じた。それに僕は基本引き籠り。『籠り』の文字にも龍がいる。
僕は庭から龍になって600年前の京都、あの石庭を表現してみようと思う。
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