2019年1月23日水曜日

[6601] 檻の思考

檻の思考
人は社会という檻の中にいて、この檻の中で良き方向に進もうとしている。この檻は檻というから不自由な悪いイメージがあるが、檻の中にいるものは檻の中の考え方をさせられているので檻の中ということがそんなに気にならない。
 ところで見る限り辺り一面、檻の壁や檻の天井や檻の床なので、僕らの思考は全て檻の情報でできている。だから自分の考えを自分の思考などと思わず檻の思考と言ったほうがいいだろう。
 ペリペリは2017年、僕が発見した画法だけど、これだって例に漏れず檻の中の思考だろう。しかしマット紙がペリッと剥がれた時、檻もペリッと剥がれたような気がして、檻の外を一瞬垣間見たような、未知なる無意識を覗いたような、オリはオレだったとダシャレと真理がコラボしたような、そんな感覚を味わった。

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