2012年12月28日金曜日

[3984] 自叙伝

「男は歳とったら役立たずだ。家事はできないし、自慢話や独りよがりの親父ギャク、為にならない説教ばかりで、もはや無用の長物だ。せいぜい自叙伝でも書いて楽しむがいい」とこんな話しを聞いたことがある。

 84歳の父親から「自伝を書いた。ほら読め!」と命令口調で、便せんを渡された。表紙だけど平成と昭和を間違えているし、三日間文豪のように温泉にて執筆していたらしいが月が分らん。中身は鉛筆の汚い字で50枚ほどびっしり書いてある。少々面白そうなので、ワープロ文字にしてやろうと読み始めたが、訛っているし、読めない文字がたくさん。同じこと何度も言うし時系列もデタラメ。子供の頃、スキーを買ってもらえなかったことをねちねちと数枚も費やしている。フ〜ン、アホや。熱が出て、今日は寝込んでました。

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