●タイトル
夏の個展の作品だがやっとペリペリの極みができた。毎度そう思うから、多分今後も進化変化してゆくんだろうけど。とりあえず今のこれが最高!
今回のこの作品に行き着くまでに面白いのが数点できた。この後もできるだろう。これらを一つの言葉で括るタイトルを考えている。いろいろ思いつくのだが、どれもイマイチだ。もはや作品が勝手に一人歩きし始めていて簡単に一言では括れない。
これまで粘土ではタイトルやテーマがあって、それに付随する作品やそこからイメージする作品を制作していた。考えるに、これまでは仏像と猫、宗教とか自然という概念は揺るぎない絶対的な強固な鎧をつけている。いわゆる演繹法的制作だった。つまり社会でいうならトップダウンのようなものだ。これに反してペリペリはたまたまの発見から育てている帰納法だ。ペリペリ自体は仮定だが真理と想定して制作しているから科学的な制作方法だと思う。つまり社会でいうならボトルアップのようなものだ。ペリペリは塗ると剥ぐというプラスとマイナスの双方があるから、トップダウンとボトルアップの双方も必要な要素なのだろう。でもタイトルに昔のイメージがついてくるような言葉はなるべく避けたい。なぜならまた同じ檻に収まり片側だけの安定願望のトップダウン化してしまうからだ。双方というのは昔からある陰陽とか色即是空とか差異とか止揚とか、それぞれ時代によって美しい言語で世界を表現していたと思う。視覚的にはそのようなコンセプトの新しい作品を提出できるのだが、それに見合った言葉がある方が伝えやすい。言葉で閉じる分だけ開放へのモチベーションが身につくからだ。それが不可思議な無限大を誘き寄せ分かりやすい色即是空が示すように巨大な重さに成り代わってとてつもないエネルギー(E=mc2 )になる。
さてタイトルは‥
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